【天皇賞春2017予想】「キタサンブラックvsサトノダイヤモンド」まさに世紀の一戦!!最強馬との呼び声高い2頭が淀でついに激突する!
30日(日)は古馬ナンバー1ステイヤーを決める天皇賞春がいよいよ開催!こんなワクワクするメンバーが集まったのはいつぶりだろうか?というくらい今年の天皇賞春はレベルの高いメンバーが集まっている。上位人気の10頭までそれぞれ紹介していきたいくらいだが、長くなるので自粛する。
かわりに今回は競馬ファンの中でおそらく一番話題にあがっているであろう「キタサンブラックvsサトノダイヤモンド」という今年最大の好カードについての所見を述べたいと思う。
「キタサンブラックvsサトノダイヤモンド」最強馬との呼び声高い2頭が淀でついに激突する!
まぁ、まずは何と言ってもキタサンブラックが出走するレースということで注目せざるを得ない。サブちゃんこと北島三郎氏がオーナーを務めていることもあり、国民的アイドルホースとして最近は人気を集めている。前走の大阪杯を優勝しG1・4勝を達成し、ますます人気が高まってきている。
崩れない先行力を持つ抜群の安定感が魅力で、今年の大阪杯を見る限りでもさらにパワーアップしているのが分かる。今回は昨年に比べると馬体重はかなり増えているので、長距離のここはどうなのか?という不安の声もあるようだが、毎回色々な論争に登場しながらもいつも期待以上の走りをしてくれるこの馬を疑いすぎるのも良くない。
前走は単勝2.4倍の1番人気だったが、正直1倍台でもおかしくないと思っていただけに個人的には馬券でオイシイ思いをさせていただき感謝している。昨年の天皇賞春の覇者で、鞍上が天皇賞春を7度も優勝している武豊騎手ということもあり、今回も1番人気の最有力候補となっている。
しかし、今年は相手にかなり手強いのが一頭がいる。1倍台はおろか今回ばかりは1番人気も怪しい状況だ。キタサンブラックと人気を分け合うそのライバルこそ、菊花賞、有馬記念、阪神大賞典と長距離重賞を圧勝し続けているサトノダイヤモンドである。最強世代と呼ばれた世代ではこの馬が最後の砦といった感じだろうか。
この馬はとにかく総合力が非常に高く、全く持ってスキが無いのが大きな魅力。ただ、やはりこの馬が持つ一番の武器は持久力戦でも持続力戦でもラストの粘り込みが非常に高いというところにある。ミッキーロケットの急襲を凌ぎ切った神戸新聞杯、マカヒキが抜け出したあとの差を一気に詰めたダービー、ラスト坂上から一伸びして捻じ伏せた有馬記念などを見てもらえばそれが強みであることが分かって頂けると思う。とにかく前に目標がいる状況では最後は必ずもう一伸びしてくる。
ラストまでラップを落とさず突き抜けた菊花賞を見る限り、スタミナに関しても大きな不安はないし、今回の天皇賞春では前を走っているいるであろうキタサンブラックをとらえることができるかどうかということろがサトノダイヤモンドにとって最大の勝負どころとなりそうだ。
先行押し切りで大崩はしない淀で無敗のキタサンブラックに、どんな展開になっても必ず伸びてくる関西で無敗のサトノダイヤモンド。「韓非子」の矛盾の話ではないが、互いに負ける姿が想像しにくい2頭の対決はまさに世紀の一戦。今からレースが待ちきれない。