サトノダイヤモンドは宝塚記念回避、凱旋門賞への”本気度”示す

先週30日(日)に京都競馬場で行われた天皇賞春で3着に入着したサトノダイヤモンドは、6月25日の宝塚記念を回避し、フランスの凱旋門賞に備えて調整を進めることが明らかとなった。

今後はノーザンファームしがらきへ放牧し、8月上旬には輸出検疫に入る予定となっている。何事もなければ同月の中旬以降には出国し、まずは現地で9月10日にシャンティイ競馬場で開催されるフォワ賞に出走する見通しだ。

今回の宝塚記念回避で改めて陣営の凱旋門賞に対する本気度の高さを感じることになったわけだが、ライバルのキタサンブラックのように強い体質を持っているわけでない以上は英断であると思いたい。一方の天皇賞春を優勝したキタサンブラックについては宝塚記念の回避情報は無いが、こちらもつい先日凱旋門賞へ登録したばかりで凱旋門賞へ向けて着々と話は進められている様子。最強2頭が出走するとなると期待は高まる一方である。

これまでの日本馬による凱旋門賞挑戦を見てきても同競走制覇が簡単でないことは明らかだが、そろそろ結果がほしい日本の競馬業界に吉報を届けることはできるのだろうか?今から楽しみが尽きない。