【フィリーズレビュー2022予想】「クレアはクレアでもサウンドクレア」思い切った競馬で母との2代制覇へ!
今週の阪神競馬場では、桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われます。先週のチューリップ賞に続いて、桜花賞への切符を狙う馬達が集結。
そのチューリップ賞と比較すると実績のない馬が多く、出走馬15頭の中では唯一の重賞馬ナムラクレアが抜けていて、その他では阪神ジュベナイルフィリーズで9着のアネゴハダ、10着のキミワクイーンが続く程度で、その他はほとんどが1勝馬となってますので、一波乱も二波乱もありそうなメンバーとなっています。
そんな中で注目しているのは、キタサンブラック産駒のサウンドクレアです。サウンドクレアは、多くの1勝馬の1頭で小倉の未勝利戦を勝った後、1勝クラスを3戦して4着、4着、6着と馬券圏内にも入っていません。そのために前評判では下から数えた方が早そうなほど人気も落ちています。
それでも注目しているのは2つの要素によって今回のフィリーズレビューで嵌る可能性があるためです。その1つ目は、唯一の1勝となった小倉未勝利戦での豪快な追い込みを決めた点です。1800mで道中最後方を進んだサウンドクレアは、小回りの小倉で4コーナー手前から外々を軽く捲り気味に進出すると、外々に振られながら豪快に差し切ってしまいました。その時の2着馬が今回出走しているマイシンフォニーで、それ以来の再戦となります。あの時勝っているのに、今回はだいぶ人気に差があるようです。あの脚が使えるなら再び勝ち切れる可能性も十分るはずです。
2つ目は母サウンドバリアーの存在です。サウンドバリアーは同じ安達厩舎に所属していて、2010年ですから今から12年前のフィリーズレビューを9番人気で勝利しています。お母さんも追い込んだり逃げたりと思い切った競馬をしていましたが、娘サウンドクレアもまた追い込んだり逃げたりと思い切った競馬をしています。母と似た娘が、母が勝った重賞で頑張らない訳がありません。DNAに何かしら組み込まれているはずです。この2つの要素を持っているサウンドクレアならこのフィリーズレビューで思い切った競馬をすれば嵌る可能性は十分にあるでしょう。
さらに今回の騎手は若手のホープで思い切った騎乗をする団野騎手ですので一発はありそうな予感がしますし、今回のメンバーで本命はナムラクレアになるでしょうが、オールドファンならご存知でしょうが「ベガはベガでもホクトベガ」という名言。1993年のエリザベス女王杯で大本命だったベガが負け、その時勝利したのが人気薄だったホクトベガでした。今回「クレアはクレアでもサウンドクレア」という名言が残るかもしれませんね。
ということでフィリーズレビューは、思い切った競馬で勝負しそうなサウンドクレアが母との2代制覇を見事に果たし、「クレアはクレアでもサウンドクレア」という言葉がどこかで聞こえることに期待して応援したいと思います。