【ヴィクトリアマイル2017予想】遠回りに見えて最短距離?キャリア10戦目で古馬G1制覇なるか!
「キャリアが浅い」というとどんなイメージを持つ方が多いでしょうか?人間で言うならば未熟だとかマイナスの印象が強いかと思います。馬にしても同じかもしれませんが、一方で成長期にある馬にとっては反対に「成長途上」「まだ底を見せていない」といったプラスの面が目につくのではないでしょうか?今回はそんな馬がヴィクトリアマイルの舞台にたどり着きましたのでご紹介しましょう。サダムパテックの妹にあたるジュールポレールです。
父はディープインパクト。そしてオーナーのG1レーシングはペルシアンナイトの皐月賞2着など、今年は勢いのあるクラブですね。前走の阪神牝馬Sでは重賞初挑戦ながら、ミッキークイーンの3着に入るという内容のいい競馬。本賞金加算ができなかったのは痛かったですが、結果的に今週の出走が除外なく可能となり運も味方にしています。鞍上も今年の高松宮記念をセイウンコウセイで制覇している幸騎手ということで、騎手、勝負服ともに勢いのあるコンビで参戦になります。
もちろん好材料ばかりではありません。関東圏での競馬が今回初めて、かついきなりのG1挑戦。左回りも初めてになるため適性ももちろん未知数。こう見ると不安材料が勝っているように思えますが、この馬と幸騎手とのコンビはこれまですべて馬券圏内。前走までオープン実績も皆無なまま自己条件で地道に積み上げてきたキャリア10戦目にして古馬G1の舞台にたどり着くというある種奇跡ともいえる馬。ぜひその雄姿を東京競馬場でご覧ください。