【高松宮記念2022予想】条件が厳しすぎる?サリオス、増えすぎた“馬体重”と“距離”の不安

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朝日杯FSの勝ち馬、香港マイル・3着とマイルG1戦線で活躍してきたサリオス。昨年12月の香港マイル・3着後は戦列を離れていたが、復帰戦はまさかの1200m。「体形とフットワークが短距離向き」と堀師がコメントしており、立派な馬格をこの距離で試してみたいという想いはかねてからあったのだろう。

とは言え、約3ヶ月ぶりの実戦で初の1200m、それも春のスプリント王を決めるG1レースだ。試走的な意味合いで使うには少々大きすぎる。短距離の適性を試したいが、休み明けの一戦で本番はこの後の安田記念だとするなら、本番前に忙しい距離を経験させておくのは良い選択とも言えるだろう。この馬は速い展開で結果を出せておらず、マイル戦ですら追走に苦労するところがある。

朝日杯FSは3番手から先行し、1200m通過タイムが1分9秒0。このタイムを見れば対応できそうな気配はあるものの、休み明けである点や、初コースで初距離という点を考慮すると、期待よりも不安が大きくなるのが正直なところだ。中京の芝1200mはスタート直後に下り坂になっており、比較的速いラップを刻む傾向にある。安田記念を楽にさせるためにここを使うということは十分考えられるだろう。

もう一点の懸念材料は“増えすぎた馬体重”だ。2走前のマイルCSはプラス10kgで546kg。前走の香港マイルは計測不可で不明だが、大幅に絞れていたという印象は無い。スプリント戦において馬格がある点はアドバンテージとなるが、休み明けのここも絞れていなければ、単純に仕上がっていないだけという可能性も大きい。中間で時計を出しておらず、11日の時点で「仕上がりは遅れている」と陣営が辛口コメントを残していることから、やはり調整に苦戦している模様。

実績的に見れば上位人気に推される可能性は高いが、これまでのレースぶりからも中距離路線を進めてほしいという声も多く、条件はベストとは言い難い。距離、馬体重と懸念材料が多い中で仕上がりも万全でない状態のここは、危険視した方が賢明のように思える。