【京王杯スプリングC予想2017】差し馬揃いで先行できるクラレントが大勝負に出る!

安田記念への重要レース京王杯スプリングカップ。出走頭数が13頭というのが残念な限りですが、昨年のスプリンターズステークス勝馬レッドファルクスをはじめ、昨年のマイルCSで5着に敗れたものの1番人気に推され、香港マイルにもチャレンジした前年勝ち馬サトノアラジン、ダービー卿で2着となった安定感抜群のキャンベルジュニア、その他にもダービー卿3着のグランシルク、高松宮記念で6着のトーキングドラム、1400得意のロザギガンティア、重賞常連のヒルノデイバローなどなかなかの好メンバーが揃いました。

注目したいのは、13頭の出走馬の多くが差し、追い込みタイプであるという点。サトノアラジンなどは、ほぼ最後方からの追い込み策が板についていますし、レッドファルクスも中段からの差しが基本戦術。13頭の中で先行馬と言えるのはキャンベルジュニアぐらいという差し馬ばかりが揃っているのです。

そこで展開を考えてみると、キャンベルジュニアが逃げるつもりはなくとも結果的に押し出されてハナを切る可能性が高く、差し馬も自分の競馬をするなら、逃げたキャンベルジュニアの後ろあたりで、差し馬集団の前あたりの位置取りに行ける馬にかなり有利な展開が予想されるのです。

そして、その位置に行ける可能性が高いのがクラレントではないでしょうか。そう今回の京王杯スプリングカップで狙いたいのは、クラレントなのです。過去には秋の天皇賞で逃げて6着に粘ったこともある実績馬ですが、ここ4走連続で二桁着順、もう終わったと思われている方も多いことでしょう。既に8歳と言うこともあって変わり身も難しいと思われるところですが、今回の京王杯スプリングカップでは、展開面がぴたっと嵌りそうなのです。

さらに鞍上はクラレントを最も多く勝利に導いている岩田騎手です。差し馬同士で渋滞しそうなポジション争いにも負けずに、先行有利な展開に乗じて粘り込む競馬を見せてくれるでしょう。年齢、調子を考えてもクラレントとしては、重賞で上位に来るラストチャンスとなるかもしれません。クラレントには、しっかり頑張ってもらって岩田騎手も一発狙ってもらいましょう!そして大勝負が上手くハマったとき、美味しい高配当をプレゼントしてくれることでしょう!