JRA高松宮記念(2022)は雨を考慮し重馬場適性の高さを重視!
今週はいよいよ今年一発目の芝G1レース「高松宮記念」が開催です。今週末は土曜が雨で、日曜朝まで続く模様。当日の予報を見る限り、回復しきらないままタフな馬場での開催となる可能性が高そうです。
決め手に欠けるレシステンシア、良馬場で走りたいグレナディアガーズと上位2頭が信頼しきれないここは、重馬場適性のアドバンテージが活きる馬から狙ってみたいと思います。
となれば狙ってみたいのは、2020年の高松宮記念・3着のダイアトニックです。
同年の高松宮記念は前日の雨の影響でかなり時計のかかる重馬場開催。好位追走から直線は内から重馬場を苦にせず上がっていき、そのまま突き抜けていきそうな勢いでしたが、クリノガウディーが内に斜行してきたことでブレーキをかけるかたちとなってしまいました。4着入線後、クリノガウディーが降着したことで3着に繰り上がりました。
ブレーキ後も立て直して伸びており、この妨害がなければそのまま突き抜けて快勝していた可能性は高そうで、“幻の高松宮記念馬”と評価するファンも少なくないはず。同レースでの好走ぶりや稍重のスワンS快勝の実績もあり、他馬が嫌うタフな馬場もこの馬にとってはアドバンテージとなるでしょう。
2020年の函館スプリントS快勝後は二桁着順を連発するなど不振にあえいでいましたが、今年初戦の京都金杯で4着、前走の阪急杯を快勝と、復調気配を見せてきました。前走の阪急杯は好スタートからの押し切りで、7歳馬とは思えぬ勝ちっぷり。
鞍上は先週のスプリングSで5番人気のビーアストニッシドを勝利に導いた岩田康誠騎手で、今年3勝目となる重賞制覇を達成。G1フェブラリーSでも5番人気のテイエムサウスダンを2着に持ってきており、好調ぶりが目を引きます。勢いのあるベテラン騎手、復調気配十分、タフな馬場のアドバンテージと好条件が揃った“幻の高松宮記念馬”ダイアトニックが、今年こそは優勝を果たしてくれると見て本命視したいと思います。
続いて対抗馬ですが、重馬場適性を重視するなら外せないのはレシステンシアです。
今年の1番人気の最有力候補ですが、今回は対抗馬として狙いたいと思います。重馬場開催となった昨年の高松宮記念2着馬ですし、重馬場の桜花賞・2着、香港スプリント・2着とタフな馬場での好走実績は十分。雨の影響があっても難なくこなしてくれる可能性は高いでしょう。
それでも今回対抗馬として挙げたのは“決め手の無さ”です。3連系の軸にはもってこいの馬ですが、アタマで狙うにはやはり信頼しきれず、個人的にももはや2着固定が定着してきている馬です。今回も安定の2着と見て、対抗馬として狙いたいと思います。
ということで今年の高松宮記念は本命ダイアトニック、対抗レシステンシアという予想で勝負したいと思います。