【マイラーズカップ2022予想】成長見込めるロードマックスの一発に期待!
春のG1戦線の狭間となる今週は、安田記念への切符がかかった一戦「マイラーズカップ」が行われます。
これまでの傾向を見てみますと、G1馬が出てきた場合には実力通りの結果を見せて堅めの決着となることが多いのですが、今年はG1馬が不在。重賞馬こそ7頭出走していますが、事前予想で人気の出ている馬は重賞未勝利馬の方が多そうで、混戦ムードが漂います。
そんな中で注目しているのは、4歳馬ロードマックスです。ロードマックスは、2歳3歳時に朝日杯フューチュリティステークスで6着、NHKマイルで5着とマイルG1でなかなかの結果を残しています。ただ、NHKマイルの5か月の休み明けだった前々走、白秋ステークスで16着と大敗したことと再度休養となったこともあって前走の心斎橋ステークスでは、10番人気と人気を落としていました。そのレースで最後方からの追い込みを決め、見事勝利したものの、今回はG2で重賞馬相手となると厳しいと判断されてか、前評判はそれほどではありません。
それでも、今回ロードマックスに注目したポイントは、前走の馬体重プラス12kgだったことです。ロードマックスは、デビュー戦が450kgですからそんなに大きい馬ではありません。通常ならば2歳3歳は、レース間隔があくたびに成長し馬体重も増えて欲しいところですが、その思いとは裏腹に、レース間隔があいても少しずつ馬体重を減らし、デビューから約1年後のNHKマイルではその前のレースからは少し戻したものの、デビュー戦から4kg減の446kgの馬体重でした。
そこからNHKマイルの5か月の休み明けの白秋ステークスでは、馬体重がマイナス12kgの434kgと輸送があったにしても想定外の馬体重だったことでしょう。そして再度約半年の休養明けとなったのが前走の心斎橋ステークスですが、ここでプラス12kgと馬体重をNHKマイルの時まで戻せたのです。
まだまだ成長というには、長い目で見なければいけないかもしれませんが、少なくとも前回の休み明けよりは成長の期待が見込めます。その馬体で快勝したのですから、ようやく成長曲線に乗ったと言えるかもしれません。
ということでマイラーズカップは、ようやく成長してきたロードマックスがマイラー適性を発揮し、安田記念への切符を掴んでくれることに期待して応援したいと思います。