今年も降級馬天国か、古馬戦線に混じる3歳馬勢に待ち受ける高い壁
いよいよ3歳馬と古馬の激突する時期がやってきた。3歳馬にしてみたら、これまで相手にしていた馬達よりもかなり強く、骨のあるものとなる。その中でも特に要注意なのが降級馬。一度勝ち上がったクラスをさらにもう1度使えるという強烈なアドバンテージを持っている馬だ。
そういう制度なので仕方がないが、ずる賢いとも言える。しかし、これは毎年恒例の行事。勝つべくして勝ち上がった馬が再度同条件を抜けるまではしばらく降級馬天国が続いてしまう。それを打ち砕くのは、成長力を持った3歳馬の存在なのだ。確かに3歳馬と古馬では圧倒的に古馬が有利なのだが、全くどうにもならないわけではない。中には3歳馬で断然人気になるような素質馬がいる。特にダートのレースでこの傾向は顕著にある。
ダート戦は遅れてきた大物が意外といるので、未勝利を大楽勝したあと、古馬混合の500万円下などでこの状況が発生する。こういったレースもあるので、全て古馬が勝利を掻っ攫うと言う事はない。勿論至ってノーマルな500万下。1000万下でも3歳馬が降級馬に勝つ事もある。しかし、この時期の降級馬は3歳馬に取って超えなければいけない壁だが、飛び越すにはかなり高い壁だ。