【マーメイドS予想2017】ローズウィスパー、得意の舞台で軽ハンデを生かした競馬に期待!
今週の阪神の日曜メインは牝馬限定のハンデ重賞マーメイドステークスが開催されます。過去10年の結果を見ても、10番人気以下の馬が8頭も3着以内に入っているなど荒れる傾向があり、3連単の配当も大荒れとなった2008年の193万を筆頭に、10万円以上の配当が10回中7回もあり、平均配当も30万円超えと高配当が見込めるレースとなっております。
今年は12頭立てと寂しい頭数なだけに、そこまで荒れないのでは?と思われますが、193万の配当を出した2008年の出走頭数が今年と同じ12頭だっただけに、思わぬ高配当再び!と期待するファンも少なくないでしょう。
波乱傾向の強いレースということで、今回はオススメの穴馬を紹介させていただきたいと思います。
ローズウィスパー、得意の舞台で軽ハンデを生かした競馬に期待!
今回穴馬として狙いたいのはローズウィスパーです。ローズウィスパーはまだ1600万の身で、前走の1600万でも5番人気で7着に終わるなどいいところはなし。さすがに重賞では・・・と思われる戦績なのですが、注目すべきは今回の51kgというハンデと2000mの実績です。
トップハンデが55kgなのでそこまで驚くような差はないかもしれませんが、成長著しい4歳馬ということを考えると同世代のビッシュが55kgということで比較して考えれば、かなりの恩恵とも言えます。データ的には52.0kg以下の馬が[1-5-2-47]と上々の成績となっており、実績で見劣る馬が軽いハンデを見方ににして上位に食い込むケースも目立っております。
今回出走する馬達は、4歳馬から7歳馬までが揃いました。これまでの各馬の勝利数を見てみると、最高が6勝のトーセンビクトリーで以下5勝でクインズミラーグロ、マキシマムドパリと勝利数がそのまま人気になってそうな印象があります。
ただ、この勝利数を2000mに限ってみた場合、ローズウィスパーが最高の3勝となっております。人気と実績のトーセンビクトリー、クインズミラーグロ、マキシマムドパリは、ともに2勝のみとなっております。ローズウィスパーはこれまで8戦3勝の成績ですから、勝ったレースの全てが2000mということになります。
まぁレースのレベルが違うと言えば違いますが、それでも2000mの勝率は100%なのですから
2000mの距離巧者であることは明白です。さらに言うと、前々走1000万を勝ったのが今回のマーメイドステークスと同じ2000mの阪神競馬場のレースでした。直線で前が詰まってしばらく追えなかったローズウィスパーは、直線半ばでようやく前が開くとぐんぐん伸びてきて2分00秒9というなかなかの時計で差し切りました。この時の斤量は55kgでしたが、今回は51kgと大幅減。通常ハンデは、1kg=0.2秒というのが原則なのだそうですが、斤量だけで0.8秒前が詰まったことを考えるとさらに0.2秒以上は時計を縮められるでしょう。計算上では2分を切る時計で走ることが可能ですね。
昨年の勝時計(1分59秒3)には及びませんが、一昨年の勝時計(2分00秒5)は、しっかり上回る計算になります。まぁあくまで時計だけで考えるとですが、得意な舞台でハンデの恩恵もある今回は勝ち負けになる条件は整っているように思えます。
今年のマーメイドステークスは、ハンデ51kgのローズウィスパーが大得意な2000mで穴を空けてくれるかもしれません。穴馬としては絶対に抑えておきたい一頭です。