競馬の新馬戦だけは大勝負は禁物?!

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競馬の数あるレースの中で1番不確定要素が強いのが新馬戦です。評判馬などが全く良いところなく惨敗するシーンも珍しい事ではありません。勿論、素質馬が大楽勝し、人気に応える事も勿論あります。しかし、基本的には想定外の事が起こりやすい傾向が強いレースなので、大勝負はしない方が無難であることは間違いありません。

想定外の事が起こりやすいというのは、つまりは人気通りの決着にならない事が多いということです。まず、新馬戦は競走馬にとってのデビュー戦ですから、これまでのレースぶりなどはもちろん、相手との力関係といった情報は全くもってありません。人気になる要素は「血統」と「調教の動き」の2つのみです。当日のパドックの雰囲気や関係者からの情報などもありますが、基本的にはこの2つが予想における大きなウェイトを占めております。

通常のレースよりも判断材料が少ないわけですから、競馬ファンの予想が崩れることが多いのは当然の原理と言えるでしょう。そんな不確定要素が多いレースに大勝負をかけるなんて筆者には恐ろしくて出来ません。

高配当が期待できる魅力的なレースだが、的中させるのは困難!

ただ、「不確定要素が多いから、逆に“買い”」と言って勝負する、いわゆる穴党と呼ばれる人たちも少なくありません。人気馬が平然と飛ぶレースことも少なくないわけですから、人気馬をばっさり切る勇気とその判断が出来れば、嵌った時のリターンは大きいでしょう。穴馬同士で決まれば配当は跳ね上がります。

確かに高配当が期待できるという意味では魅力はたっぷりありますが、人気馬が過剰人気であるということや、不安要素が多いのに人気を集めている状況であるといったこと、または、好走が見込める馬が人気を落としていることなど、これらを見極められる相馬眼を持っていないと的中することはかなり難しいです。

それなりに馬の能力や資質を見抜くことが出来る見識があり、それを信じて勝負することができる勇気と判断力の持ち主でない人は、新馬戦で大勝負をすることは正直オススメできません。

ただ、血統や調教タイムの予想は自身の予想力を高めることにも繋がりますので、勉強のために新馬戦を積極的に買ってみるというのはいいかもしれませんね。但し投資金額は程々に!