【クイーンS予想2017】シャルール、G1馬2頭を出し抜く伏兵となるか?
G1馬が夏競馬に出走と言われ、わたしが真っ先に浮かんだのがゴールドシップ、ハープスターが出走した2014年の札幌記念。この年はホエールキャプチャやロゴタイプもおりまるでG1のような豪華な面々と言われました。札幌競馬場というのはそんな不思議な魔力でもあるのでしょうか。今年のクイーンステークスへもG1馬が2頭、しかも勝ちたてホヤホヤ勢いのある馬がここから始動することになりました。
どちらも今年の勝ち馬で、ヴィクトリアマイルのアドマイヤリードと、NHKマイルカップのアエロリットが参戦し、共に主戦のルメール、横山騎手が手綱を取ります。脂の乗ったバリバリのG1ウィナー2頭に対し、1600万勝ちのシャルールが付け入るスキはあるだろうか?私はあるのではないかと見ています。
シャルールが買える要素と、G1馬2頭の不安要素とは?
まずは洋芝適性。高松宮記念勝ち馬のセイウンコウセイも函館スプリントステークスから始動となりましたが、馬券にすら絡めないまさかの敗退となりました。高松宮記念の開催される中京競馬場、そしてアドマイヤリード、アエロリットが結果を出した東京競馬場と、函館・札幌競馬場に敷き詰められた洋芝で求められる適性は全く異なるものであると考えられます。
そして、G1馬2頭の不安要素は両馬とも北海道シリーズ初参戦であるということ。2ヶ月の休み明けに未経験の洋芝、しかも1ハロンの延長になります。夏の競馬にG1馬が凱旋参戦するというのは、セイウンコウセイの他にも海の向こうアメリカでは今月23日、ドバイワールドカップ勝ち馬でG1を4連勝中だったアロゲートがG2サンディエゴハンデで5頭立ての4着に敗退する大波乱もあったように、並々ならぬ難しさもあるようです。
そんな観点から今回はシャルールを推奨したいと思います。昨年のクイーンSではヴィクトリアマイルでシンガリ負けを喫してから巻き返し1番人気2着の結果を残しました。洋芝、そしてこの時期が合う馬でしかも一年経って負け続けたおかげで人気も落とすことでしょう。馬券妙味と大駆けに期待してみたいところです。