【プラチナジュビリーS2022】27頭立ての直線レース!グレナディアガーズ最終調整終え、いざ戴冠へ
現地時間18日、イギリスのアスコット競馬場でプラチナジュビリーS(英G1、芝1200m)が開催。日本からはグレナディアガーズ(牡4、中内田充正厩舎)が参戦する。枠順はすでに確定しており、同馬は27頭立ての4番枠に入った。
15日には、ニューマーケット調教場のロングヒル坂路コースで追い切りを行い、4Fを馬なりで、ロジャー・ヴェリアン厩舎の馬と併せ馬を消化。調教の動画がJRAの公式ホームページで公開されており、序盤は柵のない広々とした坂路コースを馬なりで駆け上がる様子が確認できる。“ロングヒル”という名前だけあり、長い坂を駆け上がるコースとなっている。
内容は軽めの印象を受けたが、すでに好仕上がりにあり、最後は調整程度といったところだろう。実際、遠征前の国内での追い切りでも坂路で11秒台を連続でマークするなど動いており、国内である程度のところまでは仕上げていた。英国到着後は先週も角馬場で45分の引き運動を行うなど、慎重に調整されている。
プリンスオブウェールズSで4着だったシャフリヤールもこのあたりは同様のメニューをこなしていた。シャフリヤールについては状態面が悪かったという印象はなく、やはりタフなコースではいつもの加速感が出なかった。グレナディアガーズも現在現地での調整は非常にスムーズで、状態面の懸念は少なめだ。「好状態でスタートラインに立つ」という条件がクリアできているだけでも評価したい。
父は欧州最強馬フランケル、母は米国ダートG1馬のウェイヴェルアベニューと、血統を見るとシャフリヤールよりこちらを期待したくなる。現地での調整もスムーズに行われ、状態を落とさず高いレベルで好状態をキープと臨戦過程は順調だ。27頭立ての直線レースという日本国内では考えられない条件でのレースとなるが、スピードの持続力があるグレナディアガーズにはむしろ合う。この条件なら、好勝負に期待していいだろう。