期待の素質馬がついに復帰!?日本ダービー・4着のグレートマジシャン!

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昨年の日本ダービー・4着のグレートマジシャンがいよいよ復帰する。秋に右前脚の種子骨靱帯の炎症を発症し、長期休養を余儀なくされていた素質馬だ。

6月23日に放牧先から美浦トレセンへ帰厩し、今月3日には美浦のトレセンで初時計をマーク。キャンターで脚を慣らした後、馬なりで4F57.4―1F13.2をマークした。

注目の復帰戦は30日に新潟競馬場で行われるオープン・関越S(L、芝1800m)が候補に挙がっているが、今週末の福島日曜メインのジュライSにも登録している。ダート戦であることや現状の賞金が無いことを考えると、除外の権利取りを目的とした登録である可能性が高い。

また、先週の美浦坂路での調教後に、左トモ球節部の内側にわずかな腫れが見られたということで、追い切りを一時中断している。幸い軽症ということで今週には再開する見通しだが、この経緯からも週末のジュライSに出走する可能性は少ないだろう。

グレートマジシャンの調教専門の助手を務める佐藤良児助手によると、体調と相談しながらの調整が続くものの、馬体は見栄え良く、醸し出す雰囲気は高いレベルにあるとのこと。

セントポーリア賞を2馬身半差で快勝後、毎日杯を上がり最速で2着、ダービーも上がり2位の33秒6の脚を繰り出し4着と高い素質を見せてきた馬だ。筆者を含め、復帰を楽しみにするファンは多いはず。まずは調教再開後の時計や動きを見てから判断したいが、順調なら復帰戦から人気を集めることになりそうだ。