【クイーンS予想2022】タフな馬場で狙いたい2頭とは?
昨年は函館開催でしたが、今年は例年の札幌コースに戻るクイーンS。
先週が開幕週でしたが、雨の影響もあり欧州のような時計がかかるタフな馬場という印象でした。引き続きタフな馬場を考慮するなら、狙いたいのは前走巴賞を快勝したホウオウピースフルです。
前走の巴賞は荒れ気味な函館の馬場を中団から力強い末脚で外から抜け出し、ゴール直前でハナ差差し切って快勝する内容でした。
札幌の1800mで行われたデビュー戦はメンバー最速の上がりで差し切っており、デビュー戦から洋芝適性の高さは示していましたが、3歳春は高速馬場の東京に苦戦し、今年も高速化が目立った中山の馬場にやられて結果が出ずと、これまで速い時計の出る馬場で凡走を繰り返してきました。
しかし、前走の巴賞で久々にタフな洋芝を走ってようやく適性の高い舞台で好走。マイルからの距離延長と力の居る馬場へ変わったことが、大きくプラスに働いたと見て良いでしょう。
兄のブラストワンピースは19年の札幌記念勝ち、母父もこの舞台で好相性のキングカメハメハと血統面を考えてもここは絶好の舞台と言って良いでしょう。引き続き1800mの洋芝なら、連勝の期待十分と見て最有力視したいと思います。ということで本命はホウオウピースフルです。
続いて対抗馬ですが、洋芝適性の高さを重視するなら外せないのはルビーカサブランカです。洋芝実績は6戦して5戦が馬券圏内、着外の1回も4着と洋芝では堅実です。
前走のマーメイドSは1秒1差の7着と離されて負けていますが、前残り馬場で4コーナーでも前が壁になり追い出しが遅れ、内が伸びる馬場を外へ出してと不利な条件が重なっての負けでした。差しも決まる今の札幌なら巻き返しが期待できるでしょう。
2000mの愛知杯を勝利しているように適距離は2000mあたりという印象もありますが、タフな洋芝の1800mなら短すぎると言うこともないはずです。
また、近走は出遅れが目立っていますが、今回はスタートとエスコートの上手い横山和生騎手へ乗り替わるので、ある程度前目で競馬が出来る可能性も高いと見ています。堅実に駆けるタイプですし、得意の洋芝ならここもしっかり絡んでくると見て、有力視したいと思います。
ということで今年のクイーンSは、本命ホウオウピースフル、対抗ルビーカサブランカという予想で勝負したいと思います。