【ファンタジーS2017】エイシンフラッシュ産駒のアーデルワイゼ、産駒初の重賞勝利なるか!?
今週3日(金)は「文化の日」ということで、全国的に祝日となっております。文化の日と聞いてもイマイチどんな祝日なのか分からないという人も多いのではないでしょうか。調べてみると、11月3日という日は「日本国憲法」が交付された日であり、その内容が「平和と文化」が重視された内容であることから、交付日の11月3日が「文化の日」として祝うようになったようですね。競馬も立派な日本の文化なわけですから、競馬をして文化の日を過ごしのはある意味適切な過ごし方と言えるのではないでしょうか。
さて、ということで3日は京都競馬場で「ファンタジーS」が開催されます。芝1400mで行われる2歳牝馬の重賞で、2歳牝馬路線におけるチャンピオン決定戦である阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として有名なレースです。
今年の最大に注目しているのはエイシンフラッシュ産駒のアーデルワイゼ(牝2、栗東・池添学厩舎)です。ご存知、父は2010年のダービー馬・エイシンフラッシュで、母はアーデルハイト、母父アグネスタキオン、そして祖母はブエナビスタなどを送り出した名牝ビワハイジという良血馬です。今年デビューを果たしたばかりの新産駒で、成績はまだ2勝馬が最高。重賞ではサウジアラビアRCにボウルズとスワーヴエドワードの2頭が出走しましたが、10着と17着に敗れ、重賞初勝利とはなりませんでした。今回は人気上位が予想されるアーデルワイゼが父への重賞初勝利をプレゼントするべく初の重賞戦に挑みます。
アーデルワイゼは今年の7月に中京でデビューし、新馬戦は3番手からと積極的に進めると、直線で逃げ馬を捕らえると内をついて一気に抜け出して上がり最速35.7秒の脚で優勝。つづく2戦目は前走のオープン、もみじステークス。ここではスタートでやや出遅れ、4番手からと似たような位置で競馬を進め、じわりとラストまでしっかりと伸びて2着に入線しました。
似た競走で、先週の開催された2歳牝馬限定重賞のアルテミスSという重賞がございましたが、ここでは今年誕生したばかりの新産駒・オルフェーヴル産駒のラッキーライラック(牝2・栗東松永幹夫厩舎)が優勝しました。新産駒が活躍した先週の2歳重賞に続き、今週も新産駒活躍となるか?というところも見所の一つとなりそうです。
真っ黒に映える馬体は父エイシンフラッシュそっくりで、非常に見た目が美しい品のある容姿のアーデルワイゼ。エイシンフラッシュ産駒として初の重賞制覇となるのか?期待と注目が集まります。