【エリザベス女王杯2022予想】展開利が見込める穴馬はコレだ!
今週の日曜日、阪神競馬場では最強牝馬決定戦エリザベス女王杯が行われます。評価の難しい牝馬限定戦なだけに、予想のし甲斐がある一戦です。昨年のように人気馬総崩れで3連単300万超えとなるかと思えば、ラッキーライラックが連覇した2020年、2019年は比較的固く収まるなど本命にとっても穴党にとっても難しいレースとなっています。
今年も例年以上に好調実績馬が多く出走してきました。秋華賞1,2着だったスタニングローズとナミュールを中心に、牡馬相手のオールカマーを制した良血ジェラルディーナ、同レースで6着からの巻き返しを狙う三冠牝馬のデアリングタクト、京都大賞典3着のウインマイティー、府中牝馬でソダシを差し切ったイズジョーノキセキなど多路線の重賞から好調馬が揃いました。
そんな中、注目しているのは前走3勝クラスの西宮ステークスを勝利した3歳牝馬ピンハイです。ピンハイは桜花賞5着、オークス4着と今年の牝馬クラシック路線でトップクラスの成績を残していますが、秋華賞は賞金不足で除外となってしまいました。
それでも3勝クラスを勝利し、今回のエリザベス女王杯には間に合ったかたち。過去10年の臨戦過程を見た限りでは、前走が条件クラスの馬はほぼ結果を残せていませんが、前述したようにクラシックの前半2戦でしっかり結果を残しているので軽視するのも禁物でしょう。
また、勝負根性の強さもここでは活きそうな気配十分。デビューからの3戦(デビュー戦、2戦目のチューリップ賞、桜花賞)のレースを見てみるとわかりますが、400kg前後と小柄な牝馬にも関わらず、どのレースでも厳しい展開を跳ね返して最後は伸びて来てくれます。
こういう馬はレースが厳しくなればなるほど他馬よりも上位に来るチャンスが高くなるものですが、今回のエリザベス女王杯は秋華賞馬スタニングローズやアイルランド馬のマジカルラグーンなど、先行してしぶとく伸びて勝ち切るタイプの馬が多数。更には三冠牝馬デアリングタクトもマークしてくるでしょうから、先行勢にとっては厳しいレースとなることは間違いなし。今の阪神なら差しもよく決まりますし、同レースは差し馬の好走率が非常に高く、ピンハイ向きの展開となる可能性は高そうです。
鞍上は前走の西宮Sをテン乗りで快勝へ導いた川田将雅騎手ということで、連続好騎乗に期待したいところです。
ということで今年のエリザベス女王杯は、展開が向きそうなピンハイの激走に期待して勝負したいと思います。