【チャンピオンズC予想2022】穴をあけるのはこの馬!JRA初ダートでも激走の期待十分
今週の日曜日、中京競馬場ではダートチャンピオン決定戦チャンピオンズCが行われます。今年は昨年のチャンピオンズCの覇者で前走JBCを快勝しているテーオーケインズが圧倒的な人気になりそうです。ダート戦連勝中のジュンライトボルト、3歳馬でジャパンカップダートを制したノットゥルノとUAEダービーを勝利しケンタッキーダービーにも出走したクラウンプライドあたりが有力な対抗勢として注目されそうです。
他にも、3歳馬ハピや前走・みやこSで復活Vを果たしたサンライズホープ、ダート戦5戦4勝と底を見せていないグロリアムンディなど面白い馬も多く、新勢力から復活のベテラン陣までなかなかのメンバーが揃いました。そんな中で注目しているのは、ロードカナロア産駒の7歳牡馬レッドガランです。
レッドガランは前走芝G1の天皇賞・秋に出走しているように、芝路線で重賞を2勝しているほどの実績馬で、今回が初ダート戦となります。いくら実績馬と言ってもさすがに初ダートがG1というのは壁が高いと評されてか、前評判は実績よりも相当下になっています。
しかし、通用する可能性は十分。血統面においては高い適性を見せてもおかしくない素質。父ロードカナロアと言うとあまりダート馬の印象はないでしょうが、今回の出走馬でレッドガラン同様に芝路線からダートに転じた馬でグロリアムンディとジュンライトボルトの2頭が出走しています。ともにデビュー以来、芝路線を中心に走っていた馬ですが、ダート路線に転じてからはダート戦連対率100%と結果を残したことで、今回も人気になっています。
その2頭とも父親が奇しくもキングカメハメハ産駒で、レッドガランの父、ロードカナロアの父でもあるのです。1世代前にはなりますが、芝からダート路線へ成功している2頭と血統が近いのは、可能性を感じられる1つと言えます。
また、500kgを超える恵まれた馬体もダートで楽しみにしたくなる要素。ダートG1馬達に囲まれても馬体の迫力は上位の存在と言えるでしょう。血統的にも馬体的にも初ダートでも十分通用しそうな要素はあり、個人的には不安よりも期待の方が大きい1頭です。
さらに、今回鞍上が4年目の若手斎藤騎手に乗り替わります。まだG1勝利はありませんが、レッドガランとのコンビで中山金杯を制している名コンビです。レッドガランにこれまで一番乗っている騎手であり、ここでのコンビ復活は嬉しいファクターです。
ということで、ダートチャンピオン決定戦となるチャンピオンズカップは、血統面でも馬体面でも初ダートをこなせそうなレッドガランが、斎藤騎手との名コンビ復活もプラスにしてあっと驚く激走をしてくれることに期待して応援したいと思います。