【江坂特別2017予想】ラヴィエベール自己条件へ満を持して負けられない戦い
どんな名手でもたまの失敗は避けられません。勝率、連対率とも上位の騎手でも、素人目で見て「下手に乗ってる」と思ってしまう場合があったりします。
今週、有馬記念の裏開催になる阪神競馬場・日曜10Rの江坂特別へ出走予定のラヴィエベールの前走ノベンバーSがまさにそういったレースでした。デビューして8戦、すべて2着以内の安定感を誇っていたラヴィエベール。HTB賞で先着を許したディアドラが秋華賞を制し、ここでも当然のごとく1番人気に支持され、鞍上も主戦と言って良いでしょう5度目の騎乗で乗りなれているルメール騎手、かつ洋芝だろうが左回りだろうが問わない自在性もある馬で、久々の東京コースも問題ないだろうと思われていました。
ところが、14頭立てとそこまで頭数がそろっていたわけでもなかったレースで、まさかの脚を余しての4着。連対記録を9に伸ばすことはできませんでした。着差が勝ち馬と3/4馬身ということで、脚を余してなければ少なくとも2着はあった内容。ノベンバーSには昨年も出走して2着だったことから、結果論としては馬にとってはあまり相性のいいレースではなかったのかもしれません。
今週はルメール騎手を含めリーディング上位騎手は有馬記念のためほとんどが中山競馬場にいるため、阪神遠征の今回は乗り替わりとなり、代打にはシュミノー騎手を想定しています。
夏の降級以降も拘って準OPに出走して連対を続けてきたため、自己条件の1000万クラスでいえば実績は抜けたものといって差し支えないでしょう。サトノリュウガ、アドマイヤジョラスなどの3歳勢も参戦を予定していますが、どちらもこのクラスの実績はなしの未知数。500万下勝利からの挑戦なので勢いは気になりますが、さすがに今回は脚を余すは許されません。今回は久しぶりの自己条件での出走となるため、いい加減このクラスは突破しなくてはなりません。
阪神コースは1走して2着1回ということで、右回りに舞台は変わりますが降級初戦とも言える今回は頭から狙える1頭、問題はなさそうです。いずれはもっと大きな舞台を目指しているはずのラヴィエベール。そろそろ足踏みは終了といきたいところ。