世界的良血統の種牡馬が格安で来日

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ウォーフロント産駒と聞いても日本では絶対数も少ないためあまりピンと来ない方もおおいかもしれません。しかし、世界を見渡せば2017年だけで芝のG1レースを8勝もしているれっきとして大種牡馬の1頭。これまでJRAでは3頭がデビューし未勝利ではありますが、日本の馬場は欧州との違いなどが取り沙汰されることも多く、適性などもあるため単純に計ることはできませんが、もしも本格的に産駒が来日することがあればどうなるか、というのも競馬の楽しみの1つです。

ウォーフロント自身はアメリカで種牡馬としてバリバリ活躍中のうえ、産駒も当然お安くないため実現不能かに思われましたが、そんなウォーフロントの直仔であるアメリカンペイトリオットをダーレー・ジャパンが来年のシーズンから供用することになりました。母は2009年のドバイワールドカップを大差勝ちしたWell Armedの全妹Life Well Livedでアメリカンペイトリオット自身もメーカーズ46マイルステークスでG1馬となっています。

4歳という若さで引退したこと、日本で主流のサンデーサイレンス、キングマンボ系とも種付けのしやすい血統背景、日本でも実績のあるダンジグ系であることなどから、単なる未知数の魅力以上のものが感じられます。種付け料も150万円で、これが高いか安いかは今後の活躍次第にはなってきますが、同期の種牡馬ライバルにはキタサンブラック、イスラボニータ、ロゴタイプと言ったサンデーサイレンスの血を持った馬が多いため、一定の需要はあるのではないかと思われます。多様性という面でも楽しみな種牡馬です。