【アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)予想2023】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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中山競馬の締めくくりとなる重賞「アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

エピファニー(牡4、宮田敬介厩舎)

1/18(水)美浦・南W(やや重)5F64.9-4F50.2-3F36.5-1F11.7(馬なり)

美浦の南Wで単走。しまい重点に追われてラスト1Fは11秒7の好時計をマークしてゴールしました。前半は前進気勢あふれる良い行きっぷりで飛ばしていくも、後半は落ち着いて馬なりでしっかりと折り合い、しまいを11秒台でまとめる好内容の追い切りを消化しました。口向きが難しく折り合いに苦労するところが見られる馬ですが、道中しっかり折り合って後半はしっかりと爆発力を発揮できており、レースを重ねて順調に成長してきている印象です。1週前は南Wで強めに追われ、5F67.6-1F12.3をマークとまずまずの内容。最終追いは馬なりながらも全体時計は自己ベストを大きく更新しており、調整過程は極めて順調と見てよいでしょう。

エヒト(牡6、森秀行厩舎)

1/18(水)栗東・坂路(良)4F49.7-3F36.6-2F24.1-1F11.9(一杯)

栗東坂路で2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬アドバンスファラオを追走し、直線は外から一杯に追われてラスト1Fは11秒9の猛時計をマークして1馬身先着しました。全体時計は50秒を切る好時計で、しまいも11秒9で楽に併走馬を圧倒と文句なしの追い切りを消化。1週前も坂路でビッシリ追われて4F49.8-1F12.1の好時計をマーク。調教はいつもよく動くタイプではありますが、2週連続で猛時計をマークし、とくに最終追いは加速ラップもしまいの時計も優秀で、文句なしの状態に仕上がっている印象です。昨年の同レースは9着に敗れましたが、夏の七夕賞を勝ってから着実に力をつけてきており、雪辱を果たす態勢をきっちりと整えてきています。

レインカルナティオ(牡6、小西一男厩舎)

1/18(水)美浦・南W(やや重)5F67.1-4F51.5-3F36.9-1F11.5(馬なり)

美浦の南Wで単走。馬場の真ん中を力強いフットワークで駆け抜け、ラスト1Fは11秒5の切れ味を見せてゴール。最後まで脚色は衰えること無く、伸びのある走りを披露しました。やや重の馬場を考えれば好時計で、しっかり前走以上の時計をマークしてきた点も好感が持てます。1週前は南Wで手綱を抑えたまま4F57.6-1F13.2と軽めでしたが、中2週と間隔が詰まっているので問題なし。動き自体はキビキビとした動きでデキ落ちもなく来ています。前走の最終追いでは直線で手前を戻してしまうところも見られ、レース本番でも不利があっての不完全燃焼と流れが良くありませんでしたが、追い切りで良化を見せてきた今回は見直す必要がありそうです。