【京都記念2018予想】京都巧者&重馬場巧者のクリンチャー!ハイレベル4歳世代の中で頭角を現せるか?

徐々に春の古馬G1戦線の馬達が始動してきました。先月行われたAJCCでは4歳馬ダンビュライトが勝ち、同じく4歳馬ミッキースワローが2着とワンツーを独占。そして先週行われた東京新聞杯ではリスグラシュー、サトノアレス、ダイワキャグニーと4歳馬が1~3着を独占したように、ここまでの古馬戦線では4歳馬の活躍が目立っております。

今週行われる京都記念は、ダービー馬レイデオロ、皐月賞馬アルアイン、秋華賞馬ディアドラ、エリザベス女王杯を勝ったモズカッチャンと4頭ものG1馬がおり、4歳馬のレベルの高さが如実に表れております。

ハイレベルな4歳世代!“重馬場巧者”&“京都巧者”のクリンチャーは頭角を現せるか?

上記のG1馬たちが人気を集めることになると思いますが、今回筆者が注目しているのは、同じ4歳馬でもG1はまだ未勝利のクリンチャーです。

クリンチャーもクラシック3戦全てに出走し、レベルの高い現在の4歳世代の中で4着、13着、2着と勝ち星はあげれずとも、なかなかの成績を残しております。特に、前走の極悪馬場の中で行われた菊花賞では10番人気と人気を落としながらも、最後の直線では人気馬が早めに動いて抜け出そうとした中で、勝ち馬のキセキよりも最後方から4コーナーで先頭集団まで進出し2着に健闘。内容だけ見ると勝ったキセキ以上とも言えます。

さらに、この馬を狙える重要な要素として注目しているのがその京都巧者ぶりです。他の馬の京都成績を見てみると、まずアルアインは京都3戦1勝のみで、レイデオロは京都は初。モズカッチャンは3戦して全て3着内、ディアドラは6戦して5戦も3着以内と牝馬勢が安定感を誇っているかたちとなっております。

クリンチャーは2戦して両レースとも連対を果たしており、連対率は100%。菊花賞の2着は申し分ないものですし、未勝利戦も14頭立ての14番人気から勝利したもので、両レースとも低評価を覆す結果となりました。週末は雨予報となっておりますが、極悪馬場となった菊花賞での実績も考えれば、京都巧者である点を含めて今回はクリンチャーが得意すると条件で走れる可能性が高そうです。

ということで、ハイレベルなメンバーが揃った京都記念ですが、今年は好走条件の多いクリンチャーを中心に勝負をしたいと思います。