【大阪杯2018予想】ミッキースワロー、短い直線コースで持ち味生かせれば

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昨年より始まった阪神2000mで4月頭という中途半端な条件・時期に行われるG1大阪杯。天皇賞春を狙う馬や、安田記念、宝塚記念を狙う馬も出走してくると言う売り言葉は、その通りとしても、逆にあえて回避する馬も出てくるため、ここを狙う!という理由が距離適性くらいしかないという点も、やはり中途半端なG1という印象を受けてしまう理由でしょう。

とは言え、目標の無かった2000m路線の馬の受け皿としては十分魅力的なレースですし、フルゲート16頭が出走するG1ですから、面白いレースになる楽しみは十二分にあります。メンバーを見ても、サトノダイヤモンドを筆頭に、アルアイン、ゴールドアクター、シュヴァルグラン、ペルシアンナイトの全5頭のG1馬に加え、上記G1馬以外にも、最強世代ともいわれている4歳馬からは、有馬記念4着から前走金鯱賞を勝利したスワーヴリチャード、重賞3戦連対中のウインブライト、AJCCの勝馬ダンビュライトと2着馬ミッキースワロー、3連勝で小倉大賞典を制したトリオンフなどが出走してきましたし、古馬陣もヤマカツエース、サトノノブレス、スマートレイアーなどG1常連馬も出走してきています。

注目の4歳馬ミッキースワロー、短い直線コースなら決め手生かせるか

そんな中で今回注目しているのは4歳馬のミッキースワローです。ミッキースワローは、昨年のセントライト記念を制し、菊花賞で3番人気に推され6着、前走はAJCCに出走し1番人気で2着となりました。これまで重賞成績としては4戦して「1-1-0-2」という結果を残しています。

注目すべきは、連を外し5着となった京都新聞杯と6着となった菊花賞です。この2レースは、いずれも4コーナーから追い上げを開始し、直線で一端先頭に立ちながらも最後に差されて馬券圏内を外す、というレースでした。その2レース共に、いわゆる横綱競馬を行って負けています。かなり長く脚を使って力を振り絞って最後の最後に息切れした感じなのですが、その2レースはいずれも京都競馬場で直線が長い(約400m)レースでした。その点、今回の大阪杯は、G1なのに外回りではなく内回りを使うため、直線が短い(約360m)のです。約40m短くなったことでミッキースワローの横綱競馬がちょうど嵌る可能性が高いのです。

たかが40m、されど40mです。中山や福島など直線の短いコースが合っていることやセントライト記念でアルアインを並ぶ間もなく交わしたことからも、切れ味だけならこのメンバーならトップと言っていいほど、強い決め手を持っている一頭です。阪神コースは今回が初となりますが、この40mの差が、ミッキースワローにG1勝利という結果をもたらすことでしょう。