【JRA桜花賞2023予想】大敗続きには明確な理由あり! 〝あの馬〟の巻き返しに期待

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今週の日曜日、阪神競馬場で3歳牝馬クラシック路線の第一弾、桜花賞が開催されます。前評判では阪神ジュベナイルフィリーズで強い勝ち方をしたリバティアイランドが1強ムードですが、その時の2着と3着馬に加え、トライアルのチューリップ賞の1着馬から3着馬、フィリーズレビューの1着馬から3着馬、アネモネステークスの1着と2着馬で優先出走権を得た馬たちも全て出走することになりました。また、昨年の勝馬スターズオンアイズと同じ前哨戦クイーンカップから参戦してきたハーパーとドゥアイズや、アーモンドアイと同じ前走で牡馬相手に快勝したライトクオンタムなど好調馬や素質馬が集結。各厩舎も馬もリバティアイランドを打倒して逆転を狙っていることでしょう。

その中でも注目すべきはドゥラメンテ産駒のドゥーラです。阪神ジュベナイルフィリーズで6着、前走のチューリップ賞に出走し15着という結果を残し、好調馬や素質馬が揃う中では目立たない存在かもしれませんが、それでもドゥーラに注目すべき理由があります。負けたこの2走、いずれも阪神マイルでのレースでしたが、力を出し切れていなかったという点です。

ドゥーラは1度目の阪神マイルの阪神ジュベナイルフィリーズで6番人気での6着でした。最後の直線に入ったところで2頭の間に挟まり、内に切り替えてからも前が詰まり、外に切り替えて追い込むも時遅く、リバティアイランドとは対照的な直線のレースでした。しかし、上がり3ハロンはリバティランドより速く、同じように不利なく差せていれば結果は違っていたかもしれません。

前走のチューリップ賞では1番人気に推されたものの15着と大敗しました。最後の直線に入ったところで外に出せずに内を狙うと、また2頭に挟まれ、レースは平凡な上がりで終わりました。ドゥーラにとって阪神マイルでの2戦は、不利や進路取りなどの壁にぶつかっての敗戦で、敗因は明確。すんなりと末脚を発揮できさえすれば、リバティアイランド以上の末脚が出せる素質があるはずです。今回は前走から乗り替わった戸崎騎手が2回目となりますので、前走の轍は踏まないような騎乗を期待できるでしょう。

桜花賞では阪神マイル2戦で2度とも壁にぶつかって敗れたドゥーラが、3度目の正直で断然の一番人気馬に劣らない末脚を発揮してG1制覇に突き抜けてくれることを期待したいと思います。