【青葉賞2018予想】今年は実力伯仲！4頭の有力馬を考察

2着までにダービーの優先出走権が付与される「青葉賞」が、今週末の土曜日に東京競馬場で開催される。ダービーの約1ヶ月前に行われるこのダービートライアルが始まるということで、待ち焦がれていたダービーもいよいよ間近に感じてきた。

さて、ダービートライアルとは言ったものの、青葉賞から日本ダービーへと臨んだ馬は昨年まで一度も勝ったことがない。とは言え、過去にはシンボリクリスエスやゼンノブロイ、フェノーメノといった、後に大活躍する名馬たちがいる。昨年の青葉賞の勝ち馬アドミラブルがダービーで3着に入着していることからも、注目度は高い一戦と言えるだろう。

今年の青葉賞のメンバーは大物感を感じさせる馬も多数。例年以上に実力伯仲の好メンバーが集まった。今回は人気上位が予想される4頭の有力馬を考察したいと思う。

実力伯仲の好メンバーが揃った青葉賞！4頭の有力馬を考察

サトノソルタス

前走の共同通信杯ではR.ムーアとのコンビで2着に入着。中団内で我慢して直線で追いだすというシンプルな競馬だったが、鞍上の指示に瞬時に反応するセンスの良さがある。新馬戦では極悪馬場をものともしない根性で快勝し、前走は新馬とは違った軽い馬場でも好走。スプリングSや弥生賞といった中山のトライアル、本番の皐月賞にも使えたが、東京コースの青葉賞を選んできた。ディープインパクト産駒なので軽くなってパフォーマンスを上げてくる可能性も高い。

オブセッション

前走の弥生賞ではC.ルメール騎手とのコンビで7着。道中後方内目を追走していたが、4コーナーで外へ膨れてしまってからは制御できずにそのまま見せ場なく7着に敗れてしまった。2走前のシクラメン賞の直線の手応えや圧勝ぶりからも素質が高い馬であることは確か。ただ、新馬戦同様にシクラメン賞でも直線でフラつき、弥生賞では手前が変わって外へ膨むといったように、まだまだ幼さがある課題多き一頭。器用さが要求されると厳しいが、広い東京なら素質が爆発する可能性も。

ダノンマジェスティ

前走の大寒桜賞では内田博幸騎手とのコンビで1着。前走は優勝したが、2走前のきさらぎ賞では松若風馬騎手が馬を御せずに惨敗。非常にコントロールが難しい馬で、序盤で接触があったあたりからコントロールを失った。新馬戦も勝ったがまっすぐ走らず外側へ蛇行していくシーンが見られ、暴走気味な状態でのゴール。それでも前走の大寒桜賞では掛かりながら完勝。能力の高さは素人目にもイメージがつきやすいので人気を集めそうだが、信頼しすぎるのは危険な一頭。

ゴーフォザサミット

2走前の共同通信杯で4着、前走のスプリングSでは7着に敗れた。いずれも田辺裕信騎手が騎乗した。ゲートが不安定で近2戦は後方からの競馬となって負けを喫している。エンジンの掛かりの遅さはまさに大型のハーツクライ産駒といった感じだ。距離が伸びる点は好材料で、広い東京コースなら決め手勝負で良さが出せる可能性は高い。3走前の百日草特別の時のようにスタートを決めて前でジリジリと伸びて粘る競馬ができれば。