【JRA京王杯スプリングカップ2023予想】好条件揃った〝この穴馬〟に注目だ!
今週の土曜日、東京競馬場で行われる1400mのG2「京王杯SC」には、安田記念を目指す古馬マイラーやスプリンターが集結し、例年ハイレベルなメンバーによって争われます。今年もG1馬が4頭揃っており、ハイレベルなレースが期待されています。
その中で注目すべき馬は、5歳牡馬のレイモントバローズです。レイモントバローズは、重賞は未勝利の身でありますが、3歳時にはアーリントンカップで3着に好走した馬でもあり、半年の休み明けで古馬となった4歳では3戦2勝ですぐにオープン入りしたほどの実力馬です。しかし、オープン入りしてからの3戦はG2のスワンステークスで17着、リステッドのキャピタルステークスで12着、前走初ダートに挑戦したバレンタインステークスで最下位の16着と、オープン3戦全てで負けており、結果を出せていません。
それでも今回の条件は決して悪くありません。まず、東京の1400mという舞台はレイモントバローズにとってベスト舞台です。東京コースはこれまで全6戦しており、そのうち3戦は二桁着順ですが、1400m戦に限っては2勝2着1回と100%連対しています。
前々から押し切る競馬、中団から終いを生かす競馬とどんな競馬もできる馬ですが、おそらくいいのは後者。直線の長い東京コースは合いそうです。また、今週末は雨となっており、タフな馬場となる可能性が高そうです。雨で重馬場となったアーリントンCを好位から抜け出す競馬で3着に好走した点は好材料です。
そしてもう一点が、休み明けであるという点。1400m芝のレースだけを見ますと、5戦して3勝2着1回、勝率6割、連対率8割とそれ以外の距離との成績が全く違っています。また絞って休み明けのレースだけを見てみても、これまで2か月以上の休み明けが5戦ある中で、2勝2着と3着が1回ずつ、唯一着外だったのが前走のダート戦でした。
このように、レイモントバローズは東京1400mの休み明けこそが、走ってくれる条件とも言えそうです。今回は東京1400m芝、約3か月の休み明けと条件は揃っています。ということで今年の京王杯スプリングカップは、東京よし、1400mよし、休み明けよし、3拍子揃ったレイモントバローズが前走最下位からの大逆襲を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。