【平安ステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
中距離ダート重賞「平安S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ハギノアレグリアス(牡6、四位洋文厩舎)
5/17(水)栗東・坂路(良)4F56.5-3F41.1-2F25.7-1F12.5(馬なり)
岩田望来騎手を背に栗東坂路で単走。馬なり中心の軽めの内容でしたが、しまいだけ仕掛けると力強く伸びてラスト1Fは12秒5の好時計をマークしてゴールしました。1週前には岩田騎手を背に坂路で2頭併せを行い、3歳未勝利のダンツビガーを2馬身追走し、しまい重点に追われて4F51.7-1F12.6の好時計をマークして併入しました。馬なりながらも行きっぷりは良く、直線もキレイな加速ラップで伸びて全体時計も自己ベストタイと時計も優秀です。1週前は坂路で速い時計を出して、最終はしまい重点というパターンは同じく4ヶ月程度の休み明けだった太秦Sと同様で、同レースは好仕上がりを印象付けてしっかり快勝しています。早い時期から高い完成度を示しており、良い意味で大きく変わりなく臨めるここは引き続き高いレベルで好状態をキープできていると見て良いでしょう。
ヴァンヤール(牡5、庄野靖志厩舎)
5/17(水)栗東・坂路(良)4F51.2-3F37.7-2F24.7-1F12.4(一杯)
栗東坂路で単走。序盤から絶好の動きで反応も鋭く、全体時計は自己ベストに近い数字で、ラスト2Fも12秒3-12秒4の好ラップでまとめてゴールしました。若干の失速ラップですが、12秒4なら優秀です。1週前は坂路で2頭併せを行い、古馬2勝クラスのレッドラマンシュを1馬身追走して併入。しまい重点に追われて時計は4F53.2-1F12.4とここでもしまいは良い脚を使えています。昨年秋は不調でしたが、すっかりスランプは脱した様子。落馬での競走中止を除いて3戦連続で2着とこのクラスでも安定して上位争いを演じてきており、着実に力を付けてきている1頭です。
ノットゥルノ(牡4、音無秀孝厩舎)
5/17(水)栗東・坂路(良)4F53.0-3F38.6-2F24.7-1F12.1(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。オークス出走のソーダズリングと併せ馬を行い、外ラチ沿いを追われてラスト2Fは12秒6-12秒1の好ラップでまとめて併入しました。最後に相手にややよられた際に反応してしまうところが見られましたが、余力十分の手応えで最後まで脚を伸ばしてゴールすることが出来ていました。1週前は武豊騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて6F79.8-1F11.2の好時計をマークし、古馬オープンのピクシーナイトに追走併入、古馬2勝のラインオブソウルに先行して先着と、強い相手と併せて脚色で勝る好内容の追い切りを消化しました。ここは帝王賞へ向けた叩きと見られますが、現時点では状態は良好。あとは59kgの斤量を克服できるかどうかだけでしょう。