【宝塚記念2023予想】春のグランプリがいよいよ開催!イクイノックスやジャスティンパレスなど出走予定馬を考察

上半期の中央競馬の総決算となるのが日曜阪神メインレース「宝塚記念」です。2021年はクロノジェネシスが連覇を果たし、19年はリスグラシューが快勝と、近年は牝馬の好走が目立っています。昨年の覇者タイトルホルダーは春は全休ということで、今年は一体どの馬がグランプリを制すのか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

イクイノックス(牡4、木村哲也厩舎)

G1を目下3連勝中とメンバー屈指の実力と勢いを持つイクイノックス。前走のドバイシーマクラシックでは初の海外G1ながら、ほぼ馬なりでの独走劇を果たしてレコードVと、破竹の勢いで勝ち星を挙げています。ファン投票では堂々の第1位を獲得し、IFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表される「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でもレーティング129で世界1位の評価と、まさに世界が注目している1頭と言えるでしょう。海外帰り初戦で初の阪神コースとなりますが、堂々の主役はこの馬と見て間違いないでしょう。

ジャスティンパレス(牡4、杉山晴紀厩舎)

前走の天皇賞春を快勝し、悲願のG1初制覇を果たしたジャスティンパレス。今年初戦の阪神大賞典では有馬記念・2着のボルドグフーシュを退け快勝と、長距離重賞を連勝中。距離は一気に短くなりますが、2200mは神戸新聞杯で快勝しており、阪神コースも3戦して2勝、3着1回で馬券圏内率は100%と好成績。高い舞台適性が見込める1頭です。騎手は鮫島克駿騎手へと乗り替わりになりますが、神戸新聞杯・1着や菊花賞・3着と好相性のコンビなら、不安は無いでしょう。長距離王の座に君臨した今年のステイヤー王が、中距離G1でも高いパフォーマンスを魅せつけるのかに注目です。

ジェラルディーナ(牝5、斉藤崇史厩舎)

昨年は重馬場開催のエリザベス女王杯を制したジェラルディーナ。暮れの有馬記念でも強豪牡馬を相手に出遅れながらも3着に好走し、いずれもタフなレースで好走。今年は初戦の大阪杯で6着、続く前走のクイーンエリザベス2世Cで6着と、近2戦は案外な結果に終わっているのは気がかりですが、大阪杯では後ろからでは届きにくい展開で速い上がりに対応できず、前走のクイーンエリザベス2世Cでも2000mでスローでは持ち味が活かせずと、いずれも敗因は明確です。使われて良くなっていくタイプでもありますし、走り頃の3戦目でエリザベス女王杯快勝と同舞台となれば、巻き返しの期待も十分でしょう。