【JRA函館2歳ステークス予想】狙い目は経験値上位の〝この馬〟だ!
函館競馬の土曜メインは、2歳G3「函館2歳S」が開催。2歳重賞の最初ということで、レース経験も少なく、まだ能力も把握しきれていない馬達が集結する同レース。
過去10年で10番人気以下の伏兵が【1-2-4-52】と7頭が絡んでおり、波乱傾向は強め。激走期待の伏兵として今回注目しているのは、サトノクラウン産駒のレガテアドールです。
サトノクラウン産駒と言えば、種牡馬デビューとなった今年、早くもダービーをタスティエーラで制するなどキタサンブラック産駒に次いで注目の種牡馬です。新馬戦では3番人気と人気を集めましたが、結果は6着敗退。2戦目の未勝利戦はしっかり勝ち切ってきましたが、ほとんどがデビュー戦をあっさりと快勝してきた中では評価が落ちる1頭となりそうです。
ただ、その未勝利戦は強い内容。時計は1分10秒7と自体は特筆するものではありませんでしたが、レースの流れはスタートしてからの2ハロン目が10.6秒、3ハロン目が10.9秒と、2ハロン連続で10秒台のレース。今回出走の他の馬が走ってきたレースでは、1ハロンでも10秒台がでたら良い方で、2ハロン連続10秒台は、レガテアドールが走った未勝利戦のみとなっています。
前半3ハロンは33.6秒で、これもまたかなりのハイペース。この未勝利戦以外のレースで最速が34.6秒となっており、1秒以上速いペース。そのハイペースをレガテアドールは楽に先行して抜け出して快勝。実質的には一番ハイレベルなレースを勝った馬と言えます。
過去10年の函館2歳ステークスでは、2ハロン目はいずれのレースでも10秒台となっています。そのペースに対応できない人気馬が大敗することで、波乱の決着となるケースが目立っている印象があります。今年も各馬が経験してきた過去レースを振り返ると、対応できない人気馬も多数出てくる可能性は十分。
10秒台のペースを走り勝ち切っているレガテアドールはこなす下地十分。この時期の函館芝スプリントをすでに2戦経験している点も心強く、適性面も問題なし。アタマで買うほど信頼度が高い馬ではありませんが、2・3着に食い込んでくる可能性は十分にあると予想し、有力視したいと思います。