青葉賞だけじゃない、ダービー未勝利のジンクスを打ち破るのは?

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平成最後の日本ダービーは福永騎手騎乗のワグネリアンの勝利で幕を閉じ、6月からは新元号の下で行われる最初のダービーへ向けて2歳馬が始動しています。ダービーと言えば同距離・同条件のトライアルながら結果につながらないというジンクスで有名な青葉賞組にありますが、その他にも様々なジンクスがあります。中でも興味深いものが平成生まれの騎手が未だ勝てない、というものです。

まだまだ若いのだから仕方ないという向きもありますが、平成生まれの最年長はすでに29歳ということで武豊騎手のダービー初勝利の年齢に追いついてもいます。とは言えやはりまだまだ若手に分類される年齢であり、ダービーに騎乗するチャンスを確保するだけでも大変なのも確かしょう。

今年優勝した福永騎手にしても若手のころからチャンスをもらいつつ、41歳19度目の挑戦でようやく手にした悲願のタイトル。ダービージョッキーへの道のりがどれだけ険しいものであるか、想像に難くありません。

ダービーに騎乗するということを考えると他の重賞、特にG1で結果を残しているほうが有力馬への騎乗依頼を貰えるチャンスは増えるに違いありません。そう考えると平成生まれ唯一のG1ジョッキー松山弘平騎手が一歩リードしているかもしれません。特に人気サイドでの決着が多いダービーなので、ダービー出走までに到る道筋こそが重要と考えたほうがよいかもしれません。

いずれにしてもこの先ずっと順番が回ってこないということはないでしょう。平成生まれ初のダービージョッキーという栄えある勲章を誰が得ることになるか、今後騎乗する2歳馬とともに、ぜひ注目してみてください。