【ユニコーンS予想2018】前走新味を見せたベストマイウェイ、長い直線の東京は期待大!
3歳馬ダート路線の登竜門、ユニコーンステークスが今週日曜日の東京競馬場で行われます。かつてあの名マイラー、タイキシャトルが1997年のユニコーンステークスを制し、後にG1で大活躍をして以来、ユニコーンステークスは出世レースとして評判となったものです。
近年の勝ち馬を確認してみると、昨年の覇者サンライズノヴァは、まだG1を勝利していませんが、先週行われたアハルテケステークスで好タイムで勝利したことで来年のフェブラリーステークスの有力候補に名乗り出ましたし、2016年のゴールドドリーム、2015年のノンコノユメがG1馬となっていますので、やはり今後G1戦線で活躍していく馬を排出するユニコーンステークスは、登竜門として注目すべきレースと言えるでしょう。
今年も3歳ダート路線の有力馬が揃いました。昨年の全日本2歳優駿を制したルヴァンスレーヴをはじめ、今回と同じ条件の青竜ステークスを快勝したグリム、京都のダートオープンの鳳雛ステークスを勝ったハーベストムーン、2着のグレーとタイム、3着のコマビショウ、同じくオープンの端午ステークスを勝利したバイラ、2着のタイセイアベニール、そして東京ダート1600mは2戦2勝のトキノパイレーツ、デビュー2戦2勝のホウショウナウなど様々な路線から素質馬が揃いました。
その中で注目したいのが、前走京都で行われた500万のダート1800mを勝利したベストマイウェイです。
前走は10頭立ての7番人気と前評判は悪かったのですが、レースでは道中ついていかずに後方に位置し、3コーナーから徐々にまくり気味に進出すると、直線で先行していた人気馬が粘る中、ラスト50mでまたグイッとひと伸びして勝利しました。
上り時計は、他の馬よりも約1秒もいいタイムだったこともさることながら、捲り気味に進出して、直線の追い比べでまた伸びてみせた根性は、相手が少々強くなったとしても問題ない奥深さと、レースを使えば使うほど伸びそうな伸びしろを感じさせてくれました。
ポイントは、この馬は前走より以前は先行を主流としていたという点。序盤は反応が無く後方からとなったことからもう来なそうな気配がしておりましたが、後方から差しにまわっての競馬で完勝し、時計も優秀でした。これまで7戦のキャリアは全て京都でのものですから、長い直線の東京ではどういう競馬を見せてくれるのかが気になるところですし、ここで連勝するようならG1戦線での活躍もいよいよ現実的になってきそうです。将来のG1馬への第一歩を歩んでくれることに期待して、ベストマイウェイを狙った馬券で勝負してみたいと思います。