2年の沈黙を破りハタノヴァンクール種牡馬入り
キングカメハメハ産駒のダート馬といえばドバイに毎年参戦中のホッコータルマエ。昨年の秋競馬は不完全燃焼といえる結果に終わりましたが、1月27日の川崎記念では見事に優勝しついにG1を10勝という大台に到達しました。今年も無事是名馬で邁進してくれることを楽しみにしています。
そんな息の長い活躍をみせるキングカメハメハ産駒からこの馬がスタッドインしています。ハタノヴァンクールです。えっ、誰ですか?と思ってしまうくらい以前の話になりますが、ジャパンダートダービーと川崎記念を勝っているれっきとしたG1馬です。血統は父キングカメハメハ、母ハタノブリエ、母の父ブライアンズタイム。栗東・昆厩舎所属でした。
1度だけウチパクさんに手綱を渡していますが、その他はすべて四位騎手が鞍上。主戦といっていいでしょう。2013年11月に屈腱炎で引退を余儀なくされてから、しばらく静養していましたが、ようやく良化したようでアロースタッドに移動しています。
ホッコータルマエも順調なら引退後は種牡馬入りすることでしょう。戦績が劣ることもあり、同じキングカメハメハ産駒としては、先に結果を出しておかないとまずい立場ではあります。そういった意味では初年度産駒の評判が非常に大事になってきます。今年種付けを開始すると思われますが、まずはどんな花嫁さんが集まるのか、しっかり注目しておきたいところです。