【クイーンS予想2018】8月1日以前かどうかで斤量が変わる?今年は51kgのリバティハイツに注目
クイーンステークスは札幌競馬場で行われる牝馬限定のG3です。3歳牝馬が古馬と対戦する重賞としては、最初となる別定戦なのですが、古馬の斤量が55kg(収得賞金が5000万以上は1kg増、超過2000万毎に1kg増)なのに対して3歳牝馬は52kg、さらにアローワンスのため開催日が8月1日以前の場合は51kgとなる設定となっています。
今年の場合、開催日が7月29日のために3歳牝馬の斤量は51kgとなります。たった数日の違いだけで、1kg違うというのは、その年のカレンダーによって違うことになるため、年齢によるクイーンステークスの傾向を図るのは、微妙に難しくなってしまいます。
ただ、確実に言えることが、今年の開催は3歳牝馬が1kg有利という点です。今年の出走馬の中で3歳牝馬は「リバティハイツ」と「ツヅミモン」の2頭です。
出走馬の中には、昨年のオークス馬ソウルスターリング、昨年の秋華賞馬ディアドラ、良血トーセンビクトリー、前走で復活の重賞Vを果たしたアンドリエッテ、現在重賞2戦連続2着中のフロンテアクイーン、前走函館記念で牡馬相手に3着と好走したエテルナミノルなど古馬陣のネームヴァリューはなかなかです。3歳牝馬の2頭は少し注目度が低いように思われます。
しかし、リバティハイツは今年3月にフィリーズレビューを勝っていますし、ツヅミモンも重賞で2着、しかもあの2冠牝馬のアーモンドアイの2着と言う実績があります。さらに前走はともに桜花賞に出走し6着と9着ですが、勝ったアーモンドアイとは0.7秒差、2着のラッキーライラックとは0.4秒差と健闘しております。
古馬陣で確認してみると、馬場は違いますが昨年の桜花賞で3着のソウルスターリングや、6着のディアドラ、3年前の桜花賞で6着のアンドリエッテと比較しても、着順はそう変わりませんし、走破時計では今年の3歳馬2頭の方が速いタイムで走っております。そう考えれば、実績もネームヴァリューもある古馬陣に決して劣らない素質を持っていると言ってもいいでしょう。初の古馬混合でどうしても見劣る評価がされやすいですが、51kgで走れる今年は絶好のねらい目と言っても過言ではないでしょう。
2頭の中では、父父がキングマンボ、母父がドバウィと如何にも洋芝が向きそうな血統であるリバティハイツの方を注目したいと思います。もちろん、馬券としてはツヅミモンもぜひ抑えたい1頭ですね。
ということで、7月29日に行われるクイーンステークスは、51kgで走れる2頭の3歳牝馬を有力視した馬券で挑みたいと思います。