【JRA日経新春杯2025予想】堅実派のホールネス、条件絶好のここは牡馬相手でも好勝負

新春の中京で開催される伝統のハンデ重賞「日経新春杯」が開催だ。3連勝中と勢いにのるヴェローチェエラや神戸新聞杯を制したメイショウタバルなど素質馬が揃ったが、勢い・実績ともに上位と言えるのがエリザベス女王杯・3着から参戦するホールネスだ。

昨年夏のマーメイドSでは52kgのハンデを活かして直線は外から長く良い脚を使って3着に追い込んできた。展開や斤量に恵まれたとも言える一戦だったが、続く新潟牝馬Sでは55kgを背負って差し切り勝ち、そして前走のエリザベス女王杯でもロスなく内を立ち回って3着に粘り込む好内容の競馬で好走。スタニングローズやラヴェルに交わされるも、接戦の3着争いを制した内容は強く、今回のメンバーでは地力上位と見て良いだろう。

道中は中団から後半にかけて脚を使うタイプで、特に直線での追い込みを得意としているタイプ。また、今回と同じ芝2200m戦では【3-1-1-0】と好成績を収めており、中京コースも2000mの1勝クラス、2200mの2勝クラスを勝利しており、コース適性も問題なし。この距離・コースでの力が高いことはすでに証明されている。堅実派として大崩れなく走れるタイプでもあり、ここも崩れる姿は想像しにくい。

とは言え、前半流れるレースではしまいの伸び脚も不振気味で、今回は55kgとある程度ハンデも見込まれているので、乗り越えるべき壁が全くないとも言えない。逃げ馬候補のメイショウタバルが引っ張る展開が予想されるここは、慎重に展開面も考慮して取捨を判断する必要もあるだろう。

それでも安定感の高いこの馬なら高確率で3着内には入ってくるはず。極端な割引材料がなければ軸には最適な1頭ではなかろうか。