【JRAプロキオンS予想2025】条件良化のオメガギネス、ここは巻き返しの期待十分
前走のみやこS・10着から巻き返しを狙うオメガギネス。
その前走は出遅れて中団から追走。レースは前半36秒0と序盤はそこまで速い流れではなかったが、早めにレースが動いて息の入らないタフな流れとなった。4コーナーまでは食らいついていたが、外々を回らされたこともあり、直線では一杯になっていた。勝ち馬のサンライズジパングも同様に外を回っていたので言い訳に聞こえてしまうが、全体的にオメガギネスに不向きの競馬であったのは事実で、大きく評価を落とす必要もないだろう。
大和田調教師がレース後に「間隔が詰まった分」というコメントも残しており、中4週のローテーションも響いたかたち。キャリア10戦の成績は【4-3-1-2】ともともとは崩れることの少ない堅実馬で、着外に敗れた2戦はいずれも中4週以内のローテーションだった。これまでの良績は中6週以上と間隔があいており、しっかりと間隔をあけて調整されてきた今回はパフォーマンスを上げてくる可能性が高そうだ。
追い切りでは先週坂路で全体時計の自己ベストを更新しており、大和田調教師も「間隔が詰まっていた前走は気持ちが後ろ向きだったが、1週前追い切りはうれしそうに走っていた」と状態良化を伝えている。
基本的なスピード能力は高い馬であり、ある程度流れた中で前目を取れていれば逆転は可能なはず。機動力と坂での加速に優れているタイプでもあり、中京コースもシリウスSを快勝しているように相性の良い舞台。京都から中京替わりは大歓迎だ。
また、前走はテン乗りの藤岡佑介騎手が手綱を握ったが、ロスの多い騎乗を展開してうまくエスコートできていなかった。乗り慣れてる松山騎手へ戻るここは巻き返しの期待十分だろう。