【コーフィールドC予想2018】前走データや距離・コース実績から考察
凱旋門賞が行われたフランスから舞台は変わってオーストラリアへ。20日はオーストラリアのコーフィールド競馬場で「コーフィールドカップ(G1)」が開催されます。日本ではインターネット投票およびUMACA投票で馬券を購入することが可能となっております。
日本からは今年の日経賞2着馬のチェスナットコートと、昨年のアルゼンチン共和国杯2着馬のソールインパクトの2頭が参戦。いずれも今回が初の海外遠征で、2頭ともこのレースの後は11月6日に行われるメルボルンカップへ向かう予定となっております。
評価のしやすい日本馬は良いとして、問題は海外馬の取捨です。出走馬のほとんどが初めて聞く馬なのに加えてハンデ戦という、なかなかの難解レースです。本番のメルボルンカップへ向けた叩きで出走してくる馬もいると思いますが、海外陣営の意図を読むのも難解故、今回は過去データによる傾向や各馬の過去レースの結果に重きを置いて予想していきたいと思います。
前走が「ターンブルステークス」だった馬に注目
オーストラリア馬にイギリス馬、ニュージーランド馬など様々な馬が様々なレースから挑んできますが、過去10年で3着内に入った述べ30頭の前走レースを見てみますと、30頭中10頭が前走が「ターンブルステークス」だった馬でした(5勝、2着1回、3着4回)。
今年のメンバーで前走がターンブルステークスだった馬は5頭。ヤングスター(2着)、キングズウィルドリーム(3着)、ベンチュラストーム(4着)、ジョンスノー(7着)、マイティーボス(9着)の5頭です。
海外のブックメーカーの予想オッズではヤングスターとキングズウィルドリームの2頭が1番人気を争うかたちとなっており、ターンブルステークスの上位馬がやはり人気を集めております。コーフィールドカップとの間隔は中1週と短いですが、過去10年で5勝をあげているだけにここから進めてくる馬は注目しておきたいところです。
「距離実績」と「コース実績」から考察
2400mという「距離実績」とコーフィールド競馬場の「コース実績」は個人的に重要視したい要素と考えておりますが、キングズウィルドリームは2400mは1戦1勝、先月コーフィールド競馬場で開催されたG1のメムジーステークスでも3着に入線と心強い実績です。鞍上も過去に同競走を2度も優勝している経験があるC.ウィリアムズ騎手ということで、条件的には非常に好材料が揃っている1頭と言えそうです。
ターンブルステークス組以外だと、2400m以上の距離実績なら5勝をあげているベストソリューションとドゥレットの2頭。コーフィールド競馬場のコース実績なら3勝をあげているナイツウォッチと2勝をあげているホームズマンなども気になるところです。
その中だと、ベルリン大賞(G1)とバーデン大賞(G1)と現在重賞3連勝中のベストソリューションが一番格がある印象です。ドゥレットはG1未経験ですし、ホームズマンはコース実績はありますがマイルまでという印象で、不安材料も多め。ナイツウォッチはコース実績はありますが、前走のラドブロークスステークス(コーフィールドステークス)は直線で脚色鈍っての6着と、得意の舞台で負けてます。ただ、今回は7kg斤量が減る52kgで参戦できるので、巻き返しも期待できるかもしれません。
ということで、現時点ではキングズウィルドリーム、ベストソリューション、ナイツウォッチの3頭を高評価。もちろん日本馬のチェスナットコートとソールインパクトにもメルボルンカップへ弾みをつけるような走りに期待したいと思います。勝てば2014年の勝ち馬アドマイヤラクティ以来となる勝利。日本馬は過去に7頭出走しており、そのうち3頭が3着内に好走しています。日本馬の相性が良いレースとも言えるので、今年も好成績を挙げることができるかどうかに注目です。