【天皇賞秋2018予想】2頭出しは人気薄から。久々に牝馬の戴冠なるか?
三世代のダービー馬が揃い踏みかと期待もあった天皇賞(秋)ですが、残念ながらワグネリアンは出走見合わせとなってしまいました。今年の秋のG1戦線はスプリンターズステークスこそ日本人騎手が意地を見せたものの、その後の秋華賞、菊花賞ともにルメール騎手が勝利しており、このリーディングジョッキーは最早誰にも止められないような勢いを見せています。
そんなルメール騎手が天皇賞で騎乗するのは昨年のダービー馬レイデオロ。調教では一頓挫あったようですが、鞍上の後押しもあり1番人気が予想されます。また前走オールカマーでも完璧なレース運びで1年ぶりの勝利を手にし、順調であればつけ入るスキはないかもしれません。
ですが、そこで敢えて狙ってみたいのが栗東・友道厩舎のヴィブロスです。ワグネリアン回避により鞍上は秋華賞をコンビで勝利した福永騎手のもとに手綱がまわってきました。宝塚記念では牝馬ながらに3番人気に支持されるも思ったほど伸びきれず惜しくも4着敗退。その後は直行でここへ挑むことになりました。
秋華賞のアーモンドアイは役者が違うにしても、菊花賞のフィエールマンは下馬評を覆しての勝利をもぎ取りました。2頭ともに秋初戦だったため、きっちりと仕上げさえしてあればG1でも戦える好例を示してくれたのではないでしょうか。また、友道厩舎からはマカヒキも出てきており、2頭出しは人気薄からのジンクスにもヴィブロスは当てはまります。
牝馬の優勝は2010年のブエナビスタ以来出ておらず、ジェンティルドンナでさえ2度阻まれたレースではありますが、今回のメンバーでは唯一G1を2勝しているのがヴィブロスということで本来なら格上という見方もできる1頭。今年は久々に牝馬の戴冠が見られるかもしれません。