【ジャパンカップ2018予想】アーモンドアイなど、有力馬4頭を考察

秋も深まってくると「そろそろジャパンカップか」としみじみ思うのは私だけでしょうか。今週はマイルCSが京都で開催されますが、今からジャパンカップを楽しみにしているファンも少なくないと思いますので、一足先に有力馬を考察してみたいと思います。以下に4頭の有力馬を載せました。

アーモンドアイ（牝3、国枝栄厩舎）

秋華賞を危なげなく完勝し、牝馬三冠を達成したアーモンドアイ。トライアルを使わずに秋華賞に挑むというジャパンカップを意識したローテーションからも、陣営の本気度は高いです。いよいよ古馬との初対戦となりますが、これまでの勝ちっぷりや秋華賞を余裕残しで仕上げてきていることからも、牡馬・古馬との壁はなさそうです。3歳牝馬ということで斤量は53kgと斤量面の恩恵もあり、武器である末脚が生かせる東京コースも大歓迎。秋はG1・3連勝と絶好調のルメール騎手とのコンビも心強く、全体的に好条件が揃っております。牝馬三冠とジャパンカップを制した牝馬に名牝ジェンティルドンナがおりますが、同馬に続く歴史的名牝となるかに注目です。

スワーヴリチャード（牡4、庄野靖志厩舎）

3歳はダービー2着、有馬記念4着と健闘し、今年は大阪杯を制して見事G1ホースに輝いたスワーヴリチャード。安田記念（3着）の後はぶっつけで天皇賞秋（10着）に挑み、ジャパンカップへというローテーションです。前走はスタート直後に接触する不利があり、出遅れて最後方からの競馬となってしまいました。出遅れるとどうしようもない展開でしたし、敗因がはっきりしているので評価を落とすのは早計でしょう。東京2500mのアルゼンチン共和国杯の勝ちっぷりからも、距離延長は歓迎で、東京コースも得意なコースです（2-2-1-1）。近走は不調のミルコ騎手が引き続き手綱を握りますが、こちらも好条件が揃っているので巻き返しを見せてくれるのか注目です。

サトノダイヤモンド（牡5、池江泰寿厩舎）

秋初戦の京都大賞典を制し約1年半ぶりに白星をあげたサトノダイヤモンド。3歳はダービーでマカヒキとハナ差の2着で、菊花賞と有馬記念を制した実績馬です。去年の秋から順調さを欠いておりますが、3歳時の実績からももともとポテンシャルは相当高い馬であることは間違いありません。一度使われた上積みがある点や、距離・コースは好材料ですが、いかんせん前走までは凡走続きでしたので見極めが難しいところでもあります。去年もフランス遠征後に疲れが残っていたせいで負けた可能性があるので、体調が万全なら復活Vもありそうです。今回鞍上は川田騎手からモレイラ騎手へと乗り替わりとなります。今年はすでに国内で3つもの重賞制覇を果たしており、先週はリスグラシューでエリザベス女王杯を制しG1初制覇を達成したモレイラ騎手。G1連勝となるかに注目です。

キセキ（牡4、中竹和也厩舎）

去年の極悪馬場の菊花賞を制したキセキ。今春は日経賞で9着、宝塚記念で8着と不調でしたが、秋は毎日王冠で3着、天皇賞秋でも3着と復活の兆しを見せております。さらに、毎日王冠は番手から、天皇賞秋はまさかの逃げでこれまで見せたことのない競馬も披露してくれました。秋から手綱を握る川田騎手が引き続きジャパンカップでもコンビを組みますが、川田騎手が騎乗してから調子が上向いてきたこともあり、次走も好走が期待されます。ゲートが拙くて折り合いも難しく、コントロールするのが難しい馬という印象でしたが、近2戦では川田騎手がうまく乗っており、キセキの新たな一面を引き出してくれました。川田騎手はサトノダイヤモンドでの参戦も予想されておりましたが、陣営はモレイラ騎手を起用。キセキで意地を見せれるかに注目です。