小粒なフィリーズレビュー。メイショウサムソン産駒のナタリーバローズが桜花賞切符をしっかり手にする!

今週は桜花賞の最終トライアルと言えるフィリーズレビューが行われます。先週行われたチューリップ賞組が過去の傾向からも実際のレースを見た感じでも一枚も二枚も上と思われています。

阪神ジュベナイルフィリーズで5着だったアットザシーサイドをはじめ、阪神JF出走組が人気となりそうなのですが、メンバー的にも小粒な印象がぬぐえない中、期待を持っているのがメイショウサムソン産駒のナタリーバローズです

ナタリーバローズは昨年9月に行われたデビュー戦で、今回と同じ条件の阪神1400mを快勝しました。そこから休養に入り、休み明けの前走500万で2着を経てフィリーズレビューに臨んできた訳なのですが、初重賞どころか初オープン、そこまでの評判馬でも血統馬でもない。

しかし侮れないのが初戦の競馬っぷりと馬体の良さです。初戦は先行して直線の坂であっさりと抜け出して快勝したのですが、好スタートから一旦控え直線に向くと他の馬が追いまくっている中、ちょっと仕掛けただけ抜け出してきました。失礼ながら、メイショウサムソン産駒と聞くと以外な感じがしてしまうほどの、なかなかのセンスを見せてもらいました。

そして、馬体の良さは初戦から目立っていたのですが、前走プラス12kgで太い感じは一切なく、脚が伸びて背も高くなったような本当の意味での成長を感じさせたのです。こと馬体面だけで言うと、先週のチューリップ賞組の馬にも決してひけはとりません。

同じくメイショウサムソン産駒でチューリップ賞に出走し5着に好走して重賞アルテミスステークスを勝ってるデンコウアンジュと比べてもむしろ馬体はナタリーバローズの方が上に見えるのです。

そのデンコウアンジュもクラシック候補なのですから、今年はメイショウサムソン産駒の当たり年なのかもしれません。桜花賞でメイショウサムソン産駒旋風を巻き起こすためにも、ナタリーバローズが今回のフィリーズレビューでしっかり桜花賞切符を手にする必要があります。

いや、しっかりと桜花賞切符を手にしてくれるに違いありません。しかも、鞍上は絶好調デムーロ騎手。いいじゃありませんか!