【ターコイズS予想2018】展開嵌るか、ハーレムラインが穴を開ける?
15日(土)は中山マイルで牝馬限定のハンデ重賞「ターコイズステークス」が行われます。如何にも荒れそうな条件に加え、頭数がフルゲートと揃い、難解さと波乱の気配が増してきました。
今年のメンバーを見てみると、実績馬と連勝中の上り馬の対決と言った構図となった模様。実績馬からは、古馬相手の関屋記念を勝利し秋華賞でも7着に入ったプリモシーン、重賞は2着5回でエリザベス女王杯7着のフロンテアクイーン、春のヴィクトリアマイル5着で昨年のターコイズステークスの勝馬ミスパンテール、昨年3着のデンコウアンジュ、オープン戦のポートアイランドで古馬の牡馬相手に勝利したミエノサクシードなどが出走してきました。
その対決相手と言える連勝中の上り馬からは、既に今年のリーディングジョッキーを確定した
ルメール騎手が騎乗するディープインパクト産駒のフローレスマジック、3連勝中の同じくディープインパクト産駒のディメンシオン、成長力が魅力のステイゴールド産駒のリナーテ、秋華賞3着の実績もありながら連勝中のカイザーバルなどが出走しています。
実績馬も上り馬も抜けた実力差がある感じはなく、展開次第ではどの馬にもチャンスがありそうな点がより混戦に拍車を掛けているようです。
そんな中で、今回筆者が注目しているのはハーレムラインです。ハーレムラインはマンハッタンカフェ産駒の3歳馬。今年の3月にオープンのアネモネステークスを勝利した後、桜花賞・秋華賞とクラシック2戦を走り、ともに二桁着順に終わります。その後は古馬のオープン、キャピタルステークスに出走し、これまた二桁着順の10着に大敗しています。
大敗が続いてはおりますが、それでも注目している理由は、今回のターコイズステークスで展開が嵌る可能性が高いとみているからです。ハーレムラインは安定した先行脚質が魅力的なのですが、前走も前々走も残り100mで伸びきれず失速しています。ただ、前走は馬群にもまれながらも頑張っていたのですが、つまずいたことによって大幅に失速しています。タラレバにはなってしまいますが、つまずくことがなかったらもっと粘っていた可能性はあります。3番手を進んだ秋華賞では先行馬にとってはきつい平均ペースの中でも、4コーナーまではしっかり走れていましたので、距離が原因とも感じられました。
今回のターコイズステークスでは、逃げ馬がカワキタエンカぐらいしかおらず、差し系の馬が多く、ハーレムラインにとってはすんなり2番手あたりに付けることが出来るのではないでしょうか。混戦ムードが漂ってはおりますが、意外なほど展開が向きそうなメンバー構成でもあるのです。そうなると、直線の短い中山競馬場で斤量52kgと最軽量のハンデということも合わせて、直線で抜け出し粘りこむ可能性は決して低くはないでしょう。
二桁人気の人気薄が激走するケースが少なくないターコイズステークスなら、十分可能性はあると考えます。ということで、ターコイズステークスは中山競馬場で展開が嵌りそうなハーレムラインが穴を開けてくれると予想し、狙ってみたいと思います。