【日経新春杯2019予想】京都巧者のノーブルマーズ、1発ある
今週末の3日開催の中日(なかび)に行われるのはハンデG2の日経新春杯です。出走頭数も16頭と揃ったことで予想が楽しみなレースとなっています。
今年のメンバーを見てみると、レベルが高いと言わている4歳馬からは菊花賞5着のグローリーヴェイズをはじめ、14着のメイショウテッコン、12着のアフリカンゴールド、16着のアイトーンと言った菊花賞出走組から4頭が出走。古馬勢からも昨年のアルゼンチン共和国杯2着のムイトオブリガード、昨年の日経賞を勝ったガンコ、昨年の目黒記念を勝ったウインテンダネス、同レース2着で宝塚記念で3着に好走しているノーブルマーズと言った重賞好走組に加え、前走1600万クラスのレースを勝利してきたルックトゥワイス、シュペルミエールのステイゴールド産駒2頭などが出走してきて、成長力溢れる4歳馬から実績馬、好調馬など入り乱れて、より難解なハンデ戦になっています。
その中で今回注目しているのは、ノーブルマーズです。ノーブルマーズは、先述したように昨年の宝塚記念でハイレベルの中3着に好走したのですが、その後はアルゼンチン共和国杯9着、ジャパンカップ13着と大敗が続いています。ただ、アルゼンチン共和国杯は休み明け、ジャパンカップはあのアーモンドアイの作った世界レコード決着とハイレベルで特殊なレースだっただけに、大敗も仕方がないと言えるかもしれません。
日経新春杯は京都競馬場で行われますが、ノーブルマーズはかなり京都競馬場を得意としています。これまで12回京都競馬場のレースに出走し、「1-3-5-3」と馬券圏内に入る確率は75%と安定しております。さらに京都の2400mに限れば3戦して「1-1-1-0」と馬券圏内率は100%です。京都競馬場が得意で、今回と同じ距離も大得意なのですから、ここは大敗からの巻き返しは必至でしょう。
また、今回のハンデは56kgとなりましたが、G2を勝っているウインテンダネスやG2・2着のムイトオブリガードらと同じ斤量となっています。ノーブルマーズは重賞未勝利ですが、宝塚記念を58kgで3着に好走しており、それより2kgも軽い訳ですから、ハンデ的にはむしろ恵まれているように思えます。消耗戦の宝塚記念で3着に健闘しているように、時計の速いレースよりは時計がかかった方が得意そうですし、今の京都の重たい馬場は合う可能性も高いです。
ということで、日経新春杯は、京都が得意でハンデも恵まれたノーブルマーズが前走13着からの大変身を魅せてくれることに期待したいと思います。