名だたる騎手も乗りあぐねるヘイジームーンを唯一乗りこなす騎手とは?
騎手と馬には相性があるのか?馬券検討で考慮する人も多いでしょう。わたしもその一人です。
少し古い例えになりますがナリタトップロード。後半はいろんな騎手が乗っていますが、結局のところ馬の成長期とも重なった部分もあるとはいえ渡辺騎手が一番相性がよかったのではないかと思います。「渡辺騎手が乗るから」という理由で騎手買いしていた人もいたでしょう。
もちろんリーディング上位じゃない騎手が乗ることでオッズがおいしくなるなど、様々な理由があったのも否めませんが。最近では意見が分かれそうな馬としてはゴールドシップあたりでしょうか。誰も相性がよくなかったのでは?と思うくらい不思議な馬でした。どの騎手もほどよく活躍するがほどよく惨敗する、といった感じの戦績でした。
そんな人馬の相性がぴったりのコンビが今週出走予定です。中山の1000万条件・野島崎特別に登録しているヘイジームーンと三浦騎手のコンビです。前走は牝馬限定1000万条件で10着と大敗。今回は混合戦。普通なら買いにくいところですが、人気が戻ってきています。
理由は「三浦騎手に手綱が戻る」ことが大きいのではないかと推察しています。これまでも岩田騎手、ルメール騎手、武豊騎手、福永騎手、とそうそうたるハイレベルな騎手を乗せたこともありましたし、当然人気にもなりましたが、唯一結果を出したといえるのが岩田・ルメール両騎手の3着。それも残念ながら人気より下の着順です。
そんな名騎手泣かせの馬で2着以内の好成績をあげている三浦騎手。というより三浦騎手しかこれまで連帯していません。
その騎手に手綱が戻ったわけですから前走10着とはいえ印も厚くなるのだろう、というのが結論。もちろんこのクラスでは実力上位なのもあるでしょうが、やはり人と馬には目に見えないあうんの呼吸があるんだな、とこの馬の戦績を見ると改めて感じますね。