【フローラS2016予想】センス光るチェッキーノのオークスへの試金石
24日の開幕週の東京競馬場ではオークストライアルのフローラステークス(G2)が開催される。上位3頭にまでオークス(G1)への優先出走権が与えられるトライアルレースになり、毎年難しさを感じる一戦だ。今年、有力馬の1頭としてこのレースに臨むのが関東馬のチェッキーノ(牝3 美浦・藤沢和雄厩舎)。現在は3戦2勝2着1回の準パーフェクトな成績。
昨年11月の東京芝1400メートルでデビューすると初戦は勝ち馬から0.3差の2着。重馬場の多頭数のスローペースを中団からという競馬であった。
2戦目の中山マイルの未勝利戦では初戦よりゲートがスムーズでこの日もインコースの中団~後方からの競馬となったがコーナリングで少し膨れたかなという程度であり後は完璧な競馬だった。2着に0.2差の差し切り勝ちで初勝利を挙げた。
ここから3ヶ月の休み明けを挟んで迎えたのが前走のアネモネステークス(OP)。久々ということもあり道中は若干かかっていたがそれも許容範囲内での競馬。4コーナーで中団から4番手の先行集団にまで上がってくると直線では確かな能力を見せてここでも0.2差の先頭ゴール。
2走前の未勝利戦と同じような競馬で、派手さはないが確かな競馬センスで毎回伸びてくる。今回は休み明け2戦目となり上積みも見込めそうだ。
母がハッピーパスであり、全兄が東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)1着、皐月賞(G1)3着などのコディーノになる。本番の東京2400メートルよりかは、今回の2000メートルのほうが競馬はしやすいかもしれない。兄もダービーでは4番人気に支持されて9着だった。
初のマイル以上のレースでどのような競馬を見せてくれるか。競馬センスがありそうなチェッキーノにも今週は注目してみたい。