【フローラS予想2019】いざ樫切符獲り!ウィクトーリアやパッシングスルーなど、出走予定馬を考察
牝馬クラシック戦線の第2弾「オークス」への優先出走権が上位3頭に与えられるトライアル競走「フローラS」が21日、東京競馬場で行われます。
同競走は過去10年で10万馬券以上が6回、うち2回は100万馬券超えと波乱傾向が強い一戦。穴馬選びに力が入りそうなレースでもありますが、まずは有力馬から考察していきたいと思います。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
ウィクトーリア(牝3、小島茂之厩舎)
昨年9月にデビューし、デビュー戦となった函館の1800を逃げ切って快勝。しかし、続く札幌2歳Sではスタートで出遅れてしまい、直線でも最後は一杯になってしまい、7着に敗れてしまいます。今年の始動戦となった前走の500万下では先手をとって逃げ、最後も後続に2馬身差をつけて快勝しました。札幌2歳Sでは出遅れて控える競馬となってしまいましたが、本来は前走のような逃げか、もしくは先行してどこまで粘れるかという競馬が一番得意そうです。マイル~1800mを使ってますが、前走後は手綱を握ったC.ルメール騎手も「距離は伸びた方が良い」とコメントしており、距離延長は問題なさそうです。今回はマークも厳しくなりそうですが、逃げ策をとってきそうな今回は展開を読む上でも重要な1頭となりそうです。
パッシングスルー(牝3、黒岩陽一厩舎)
昨年10月にデビューして勝利すると、2戦目はシンザン記念に出走して4着。約3ヶ月の休み明けで初の牡馬相手と考えると健闘の内容でしょう。やや反応が鈍いところがあり、エンジンをかけている間に3着馬のミッキーブリランテに交わされ4着となってしまいました。それでも前で運んだ中では一番残っており、心肺能力はかなり高そうです。同5着に入着したハッピーアワーが後のファルコンSを制しており、牡馬の重賞馬に先着したという点も好材料です。血統的には、母マイティースルーはキャリア4勝全てが東京コースという東京巧者。交わされてからも伸び返す見せ場も作っており、距離についても問題はなさそうです。
フェアリーポルカ(牝3、西村真幸厩舎)
昨年12月末に阪神でデビューし、好位追走から直線は最内をついて伸びて快勝。2走目の若駒Sでも好位から進めて3着まで残り、3走目の君子蘭賞では中団から伸びて快勝しました。中団でしっかりと折り合い、早めに動かされて最後もきっちり伸びてくる優等生。デビューからの2戦は2000mを使われており、距離の不安もありません。操作性も高く、乗りやすそうな1頭です。また、大きなストライドは東京でも合いそうで、ここでの活躍次第ではオークスでも面白い存在となりそうです。今回は初の重賞レースとなりますが、完成度は高く、重賞でも十分通用しそうな能力があります。
他にも、フラワーC・4着のシャドウディーヴァや、ミモザ賞を快勝したエアジーンなどが出走を予定しており、豪華なメンバーが集まりました。果たしてどの馬がオークスへの切符を手にするのか?フローラSは4月21日(日)、東京競馬場の11Rで行われる予定。発走は15時45分の予定。