【ユニコーンS予想2019】実力伯仲の実績馬が激突する出世レース、穴馬の台頭はありうるか?

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競馬好きにとって馬券的中と同じくらい難しいのが馬券を買わずに「見」することではないでしょうか?PAT全盛の今ならメインと気が向いたレースだけといった買い方が主流かもしれませんが、現地で生で競馬を見ているとどうしても馬券を購入してレースを見たくなってしまうもの。

それが重賞であれば尚の事でしょう。今週の日曜東京メインである3歳ダートG3ユニコーンステークスが、そんな「見」すべきか悩ましいレースになっています。

宝塚記念が夏前に有力馬が休養に入り寂しい頭数になってきているのに対して、出世レースの地位を確立しつつあるユニコーンステークスは登録17頭ということでフルゲート16頭も揃い、多頭数がでのレースが楽しめそうです。

過去10年のデータを見てみると勝ち馬はいずれも3番人気以内と手堅いレースになっており、2着も2015年の9番人気ノボバカラが唯一穴といえる程度で、あとはいずれも5番人気以内で単勝、馬連いずれも順当決着となっています。

今年の登録馬を見ても主戦の北村友一騎手に手綱が戻るノーヴァレンダを始めとして、青竜ステークスの上位2頭であるデュープロセス、デアフルーグもともに主戦のデムーロ、津村騎手が継続騎乗して参戦、そしてNHKマイルカップ組からはニュージーランドトロフィー勝ち馬のワイドファラオが初ダート参戦と、実績馬がきっちり仕上げて参戦となりそうなだけに大荒れを期待するのは難しそうなものの絶対的な軸馬の決め手にも欠けています。

こういったレースこそ予想だけして本番は馬券を買わずに答え合わせといきたいところですが、シミュレーションするうえで穴馬を考えるとなれば芝では二桁着順など大敗続きだったもののダートにかわってからは連対を外していないダンツキャッスルが気になる存在です。

2度の勝利がともに逃げての競馬であり、今回ハナを主張しそうなのはダンツキャッスルとイメルくらいということで、すんなり先頭をとれたら前走5馬身差圧勝の再現もありうるのではないかとも思います。

ここ数年は銀行レースとも言える堅い内容が続いているだけに、穴馬の台頭も充分にありうるのかも注目したいレースですね。