【小倉2歳S予想2019】ホープホワイト、小倉は好相性の舞台
今週の日曜日は、夏の小倉開催の締めくくる「小倉2歳ステークス」が行われます。早熟タイプの馬が活躍する場としてクラシック路線に進むような馬は出走してこないイメージもありますが、近年は昨年の勝馬ファンタジストがスプリングS・2着から皐月賞に出走し、一昨年の勝馬レーヌミノルは桜花賞を勝利するなどクラシック路線でも活躍する馬も出走してくるようになってきました。今年も果たしてここからクラシック路線に進出する馬が出てくるのか、楽しみにしたいところです。
さて、今年は出走頭数が14頭と少なめですが、2019年の新種牡馬であるリアルインパクト産駒のラウダシオン、エピファネイア産駒のヒバリ、そして昨年の新種牡馬ジャスタウェイとトゥザグローリー産駒も出走しており、クラシック路線での活躍が期待できそうな血統馬も多く出走しております。
ただ、今回注目しているのは、2歳戦での活躍馬が多いヨハネルブルク産駒のホープホワイトです。
ヨハネスブルクは2013年に種牡馬デビューし、ネロやタガノブルグ、ホウライアキコなど重賞戦線で活躍する馬を多数輩出しております。とくに初年度産駒のホウライアキコは小倉2歳ステークスを快勝しており、同レースとの相性はいい種牡馬とも言えるでしょう。また、早期デビューする馬が多く、勝ち上がり率が高いという産駒の特徴もあり、2歳戦においては期待ができる産駒でもあります。
ホープホワイトはホウライアキコと同じ牝馬で、前走馬体重もほぼ同じ(ホープホワイト442kg、ホウライアキコ444kg)、血統面で重要となる母父の存在においても両馬ともにサンデーサイレンスと、共通点が多いのも魅力です。ホウライアキコは小倉1200mの新馬戦をレコードで勝ってきているので前評判の高さでは敵いませんが、前走のフェニックス賞では5着ながらも着順以上の競馬は見せてくれたと感じます。
レースではスタート後、馬なりで最後方に位置取りを下げ、4コーナーから大外を回し、上り最速で追い上げて5着止まりという内容。ハイペースということでもう少し上位に来てほしかったところではありますが、初の小倉でしたし、むしろ前走はいい練習になったと見ます。
最終週ということで馬場も荒れ、週中・週末と続く雨の影響で馬場は重たくなる可能性が高いです。新馬戦では稍重馬場を勝ち切っておりますし、前走時よりも差しが決まる馬場となれば同馬にとっては好都合。ダートでも走る産駒なだけに重馬場適性も見込めます。
ということで、今年の小倉2歳ステークスは、ヨハネスブルグ産駒のホープホワイトが穴をあけてくれると期待して、馬券に組み込みたいと思います。