【京王杯2歳S2019予想】グランチェイサー、折り合いつけば圧勝も
年末の朝日杯フューチュリティや阪神ジュベナイルフィリーズといった2歳G1を狙う馬をはじめ、賞金を早めに稼いで来年のクラシック路線をゆったりと狙う馬、または距離延長がどれだけ可能かを測ろうとする馬など、色んな思惑を持った陣営が一同に集まる一戦「京王杯2歳ステークス」が今週土曜、東京競馬場で行われます。
ただ、10・11月は2歳重賞が多く、各レースの頭数は少なめ。同レースも今年は出走頭数が10頭と例年以上に少ないです。とは言え、過去10年で後にG1を制した馬が6頭も出ていることから、“出世レース”としても注目されている一戦です。
今年のメンバーは、函館2歳ステークスを勝ったビアンフェと、同2着のタイセイビジョン、そして小倉2歳ステークスを勝ったマイネルグリットなど、距離延長を図ろうとしている馬に有力馬が多くなっております。
そんな今年の京王杯2歳ステークスで注目しているのは、ダイワメジャー産駒のグランチェイサーです。グランチェイサーは、今回の京王杯2歳ステークスと同条件の東京芝1400mでデビューし初勝利を挙げると、続く2戦目の新潟2歳ステークスで重賞初挑戦に挑むも、最下位の16着に敗れました。勝馬から大差をつけられての16着と言うことで、今回はかなり人気も落ちるでしょう。
レースは出遅れに加えてかかって包まれてと散々なレースでした。新馬戦ではうまく前目で無理には行かずに抑えられましたが、気性の問題がある馬で、前走のようになってしまってはどうしようもないというリスクもあります。
ただ、新馬戦の内容だけ見れば、今回と同じ条件の東京1400mを稍重で1分22秒6をマークして勝っており、重賞勝ち馬並かそれ以上の好時計です。今回出走するカイトレッドが1週間前に新馬戦で同じく東京1400mを走っておりますが、こちらは1分23秒9で、馬場も良馬場でした。まともに走れば強いはずです。
ダイワメジャー産駒ということで、短距離と東京コースは得意な特徴がある産駒。ここは好走した新馬戦と同じ舞台の地で巻き返しを図りたいところでしょう。
今回、枠番も8枠10番の大外を引きましたが、スタートに難がある同馬にとっては包まれることがない外枠はむしろ好枠と言っていいかもしれません。前走の敗因が明確なだけに、改善することができれば上位に来る可能性は高い1頭と感じます。
ということで今年の京王杯2歳ステークスは、グランチェイサーの巻き返しに期待した馬券で挑みたいと思います。