【北総S予想2019】前走大敗リワードアンヴァル、得意コースで巻き返し
若手時代の華々しい活躍から武豊騎手の後継者とも称された三浦皇成騎手ですが、その後は負傷による長期離脱などもあり、思うように結果が出ていないのが現状と言えるでしょう。交流競走ではG1勝利も達成していますが、JRAでの制覇に長く時間が掛かっているのもそう思わせる要因の一つかもしれません。
そんなG1タイトル獲得へ先々期待が持てそうなのが今週、土曜日中山の10Rに組まれている北総ステークスに出走するリワードアンヴァルです。父スマートファルコン、母の父オペラハウスの血統背景で、父の特性が色濃く出たかダート適性の強い中距離馬向けのローテーションが組まれています。
勝ち上がりには7戦と時間を要しましたが、1勝クラスは藤岡祐介騎手、2勝クラスは武豊騎手とのコンビで特別戦・渡島特別をいずれも7馬身差の圧勝で続けざまに通り抜けてきました。父に似たのか先行押し切りの形を得意としており、ダート路線においては、インティに近い走りと言えますが、インティもまた条件戦からじわじわと力をつけてきた馬だけに、この馬もそれに続く大化けに期待したいところ。
前走は三浦騎手騎乗で1番人気に支持されたものの、3コーナー過ぎからずるずる下がってしまい13着敗退となってしまいましたが、3歳時のリステッドレースの凰雛Sではマドラスチェック相手に2着接戦を演じており、スムーズに折り合えれば3勝クラスとはいえ問題なく通過できるだけにポテンシャルは持っています。
休み明けとは言え前走では1番人気13着というのは騎手として悔しい思いを抱いていることでしょう。今回こそは名誉挽回といきたいところ。
幸いハナを主張しそうなメンバーは今回見当たらず、自身もとは言え前走2桁着順組が多く登録してきているため相手関係はやや楽と言えるでしょう。
混戦のダートオープン路線では、ここを勝ったから即重賞となると中々難しいところですが、上を目指すには足踏みは極力少なくしたいところ。中山ダートは3戦して4着以下の得意コースなので今回は絶好の狙い目でしょう。