【木古内特別】フルゲート13頭に対し登録馬33頭
ダートの1700Mで競われるこの一戦はまずはゲートインから難関となっている。このままだと除外馬が20頭出る。函館のダートコースは小回りの上、横幅が広くないのでフルゲートでも13頭しか出走出来ない。明らかに除外狙いの馬もいるが、そういう馬に限って抽選突破をするのが競馬の七不思議の一つ。有名なのは未勝利戦の権利取り。5着までに入れば4週以内の出走であれば優先的に未勝利戦を使える。その為、5着と6着では雲泥の差になる。
これは500万下でも同じこと。例えば優先出走権を持っている馬が、20頭の場合。函館のダートはフルゲート13頭。7頭は除外になる。この場合優先出走権を持っていない馬はこの時点で非抽選除外。優先出走権を持っている馬は抽選除外になる。滅多にあるケースではない。殆どここまで優先出走権を持っている馬が一気に使う事はしない。陣営の駆け引きがあったり、親交のある調教師同士なら、ここは譲って・・・などの話し合いも行われる。これが公平かどうかは微妙なジャッジになってくるがまあ暗黙の世界といったところ。
今回の木古内特別はどのメンバーが13頭になってもずば抜けた馬がいない。穴馬券の気配が何となく漂うレース。人気馬をオッズほど信用は出来ない典型的なレースといえる。函館のダート1700Mは先行力がある馬が有利。先行押切が多いのだが、断然人気の馬が4コーナーでジョッキーの手綱が激しく動き、ずるずる後退するケースも目立つレース。今年の木古内特別は波乱含み確実。