【宝塚記念2016予想】牝馬勝利に高い壁。馬力が必要な宝塚記念
ディープインパクト産駒が未勝利、牝馬の勝利が05年スイープトウショウ以来なく、それ以前は40年近くも前になる。年度代表馬のエアグルーヴもウオッカもブエナビスタもジェンティルドンナも勝てなかった宝塚記念。
宝塚記念で相性が良いのはステイゴールド産駒や現役時代自身も圧勝したグラスワンダー産駒で産駒の阪神コースでの活躍も目立つ。一方ステイゴールドもグラスワンダーも東京で相性の良い種牡馬という印象はない。
つまり東京コースとは真逆の適正が求められる舞台ということになる。ディープインパクト産駒最大の売りである軽さや切れが削がれ、同様に牝馬特有の軽さや切れも発揮出来ない舞台となっており、実績・能力的に見劣っても単純に阪神コースに実績のある馬が強かったりする。
年度代表馬でも勝てなかった傾向を覆すには能力以外の展開や適正による後押しがなければ難しいように思うが、宝塚記念と似た傾向が見られた皐月賞で今年はハイペースという後押しがあってかディープインパクト産駒がワン・ツー・スリーだったように、今年の宝塚記念に出走するディープインパクト産駒を見渡すと母父サドラーズウェルズやエルコンドルパサーなどいかにも重そうな切れ味勝負では分が悪そうな面々なので適正の後押しで傾向を覆せるか注目したい。